十二鬼月である自分に堂々と宣戦布告し、倒す気満々で挑んでくる炭治郎に腹を立てた累は、一瞬のうちに禰豆子を奪い蜘蛛の糸で空中にがんじがらめにします。禰豆子を、まるで人形でも扱うかのように痛めつける累。怒った炭治郎は水の呼吸・拾ノ型・生生流転を繰り出しますが、累は血鬼術・刻糸牢によってすぐに彼を追い詰めます。
もう避けきれないと判断し、死を覚悟する炭治郎。走馬灯を見る中で、彼は幼い頃に父が踊っていた「ヒノカミ神楽」の舞を思い出します。ヒノカミ神楽の呼吸を使えば、いくら踊っても体は疲れません。
目覚めた炭治郎の日輪刀は炎をまとい、累の糸を次々と斬っていきます。相打ち覚悟で、累の首元まで刀を伸ばす炭治郎。その時、気絶していた禰豆子は意識の中で亡くなった母と再会し、炭治郎を助けるように懇願されます。そして目覚めた彼女は血鬼術「爆血」を放ち、累の糸を焼き尽くしました。
禰豆子の助けによって、炭治郎は累の首元に刃を届かせることに成功。そのまま、燃える日輪刀で累の首を斬り落としたのでした。
第19話では、累の正体が明かされます彼の正体は、なんと鬼舞辻無惨直属の配下である十二鬼月。父蜘蛛の鬼が十二鬼月ではないかと炭治郎達が思っていた中で、意表を突く展開でした。しかし累が繰り出す糸の強さを見ると、十二鬼月だということも頷けます。
累の前髪で隠されていた左目に刻まれた、「下伍」という表記。数字の示す意味はまだはっきりとしませんが、これは累が間違いなく十二鬼月だと判断できる証拠だと言えるでしょう。
十二鬼月が出てきたということは、炭治郎たちの旅もかなり進展してきているということ。今回は累の首を斬り落とすことに成功した炭治郎ですが、今後はさらなるレベルアップをしなければ、生き残ることが難しくなってくるかもしれません。
炭治郎や伊之助、善逸が前回圧倒的な力を見せた水柱・冨岡義勇のように強くなることを期待し、今後のエピソードを楽しみましょう。
第18話には、今後の物語において重要な意味を持つと考えられる、「ヒノカミ神楽」というキーワードが登場します。十二鬼月・累によって窮地に立たされた炭治郎が、走馬灯を見る中で父親の踊っていた神楽を思い出したのでした。
ヒノカミ神楽の呼吸を覚えれば疲れないとの話でしたが、「なぜ一般人であるはずの炭治郎の父親が知っているの?」「そもそもヒノカミって何?」など謎は多数残されています。また、現在の炭治郎の実力では全く斬れない累の糸や首を軽々と斬り落としたヒノカミ神楽の威力にも、注目です。炭治郎の父親が「正しい呼吸をすれば」と言っているため、「水の呼吸」や「雷の呼吸」などと同じように身体能力を上げる呼吸法だと考えられるでしょう。
また、炭治郎の父が「ヒノカミ神楽と耳飾りだけは途切れさせず、必ず継承していってくれ」と言ったことも、頭の隅に置いて続きのエピソードを楽しんでください。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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