銀河帝国が銀河を支配していた時代。惑星コレリアに住むハンはパイロットになることを夢見て、恋人のキーラと共に惑星から抜け出そうとします。しかし、何とかハンは脱出できたものの、あと少しのところでキーラは捕まってしまうのでした。ハンはキーラを再び助け出すことを誓い、帝国軍に入隊。入隊手続時には、「ハン・ソロ」の名が与えられました。
それから3年。ハン・ソロは偶然出会った強盗団に自分も入りたいと懇願しましたが拒否され、脱走兵として帝国軍に捕まってしまいます。収容所に入れられたハンは、そこでウーキー族の戦士チューバッカと運命的な出会いを果たすのでした。
本作では、『エピソード1/ファントム・メナス』に登場したダース・モールが再び登場します。
ダースモールはエピソード1でオビ=ワンに敗れていたため「この話はエピソード1よりも前?」と誤解しそうですが、本作の時系列はエピソード3と4の間です。ダース・モールはオビ=ワンに敗れた後も生き延びており、彼への復讐を誓って裏社会で生き続けています。
本作のラストで彼が登場することは多くのファンにとって嬉しいサプライズでした。
帝国軍から「デス・スター」製作への協力を強制された科学者ゲイレンは、かつて妻を殺した帝国軍に恨みを持っていました。帝国軍へ復讐するため、彼はデス・スターに関する重要情報を帝国軍パイロット・ボーディーに託し、脱走させます。
脱走に成功したボーディは反乱軍に所属するゲレインの娘ジンやその仲間達と出会い、持ってきた情報を託しました。ジン達はゲレインの保護に向かいますが、反乱軍の攻撃に巻き込まれてしまいます。結局、ジンと再会してすぐにゲレインは亡くなってしまうのでした。ジンやボーディーたちは、帝国軍を倒すため特殊部隊チーム「ローグ・ワン」を結成します
本作ではダース・ベイダーが圧倒的な力を見せつけ、「怖い」「鳥肌が立つ」と非常に話題になりました。ダース・ベイダーが登場するのは、物語のラストだけです。
しかしフォースの力で反乱軍を次々と殺していくシーンは、一歩間違えればトラウマになるほどのインパクトでした。本作はエピソード4の直前までを描いた作品であり、当時のダース・ベイダー率いる帝国軍の猛威が実感できる演出だったと言えるでしょう。
デス・スターの設計図を盗んだことで捕まった反乱同盟軍のレイアは、密かにR2-D2の中へ設計図を隠し、惑星タトゥイーンに逃がしました。そしてタトゥイーンにいたオビ=ワン・ケノービとルークス・カイウォーカーはレイアからのメッセージを受け、反乱軍に加勢することを決めます。一行はハン・ソロとチューバッカの船に乗り、レイアの星オルデランへと旅立つのでした。
目的地到着前にデス・スターに捕まってしまいますが、オビ=ワン達は機転を利かせて回避。敵兵に紛れてデス・スター内に侵入してレイアを助け出します。しかしそこで待っていたのは、暗黒卿ダース・ベイダーでした。
本作は時系列で言えば全作品のちょうど真ん中辺りですが、公開順では最も古い、『スターウォーズ』シリーズが始まった作品です。ルークやハン・ソロ、レイア姫など誰もが知る有名キャラクター達の出会いや、ダース・ベイダーの圧倒的な強さなどを描いています。
後に次々と制作された『スターウォーズ』シリーズの多くに大きな影響を与えたと言える本作は、シリーズを楽しむなら必見の作品でしょう。
反乱軍との戦いによって巨大要塞デス・スターを失った銀河帝国軍は、大規模な反撃を開始しました。ダース・ベイダーはルークの行方を探り、彼が氷の惑星ホスにいることを突き止めます。
一方のルークは、フォースと一体化したオビ=ワンと会い、「惑星ダゴバにて隠居しているヨーダに会ってフォースを学べ」と促されます。しかし反乱軍の拠点を見つけ出した帝国軍が攻めてきたため、ルーク達反乱軍はホスを撤退しました。
ルークはミレニアム・ファルコン号で脱出したハン・ソロ達とは別行動を取り、惑星ダゴバを目指します。
本作では、ルークとダース・ベイダーがついに対峙します。父親の仇だと思い向かってくるルークに対し、ダース・ベイダーはダーク・サイドの強力なフォースを使いこなして圧倒しました。
そして、映画史に残る有名なセリフ「私がお前の父親だ」の一言に、ルークだけでなく見ている私たちも驚愕させられたのです。こうして続きが気になるところで物語を終わらせてしまう手法は、当時非常に話題になりました。
ダース・ベイダーに敗れて自分の弱さを知ったルークは修行を積み、ジャバ・ザ・ハットにつかまっているハン・ソロの救出に向かいます。ルークはレイア達とも協力し、なんとかハンソロを助け出し、ジャバの一味を壊滅させてタトゥイーンを後にするのでした。
ルークはハン・ソロ達とは別行動を取り、惑星ダゴバに戻ります。そこでルークはヨーダの死に立会い、オビ=ワンケノービの霊体と会って自身やレイアの出生に関する秘密を知りました。
一方の銀河帝国軍は、デス・スターを超える強大な最終兵器「第2デス・スター」の建設を急ぎます。
本作では反乱軍と銀河帝国軍との戦いに終止符が打たれ、これまで謎のままだったダース・ベイダーの素顔が露わになります。
ルークによって倒されたダース・ベイダーは最後の最後に正気を取り戻し、「生涯で一度だけ、ルークの顔を自分の目で見たい」と言ってマスクを外してもらうのです。ダース・ベイダーのマスクを外したルークは、すっかり青白くなってしまった父アナキンの顔を初めてみます。
そしてルークに見守られながら、善良な心を取り戻したジェダイの騎士、アナキン・スカイウォーカーは静かに息を引き取るのでした。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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