まず、『スターウォーズ』シリーズを公開順に並べると、以下の通りです。
作品名 | 公開年 | 章 |
エピソード4/新たなる希望 | 1977年 | 旧3部作 |
エピソード5/帝国の逆襲 | 1980年 | 旧3部作 |
エピソード6/ジェダイの逆襲 | 1983年 | 旧3部作 |
エピソード1/ファントム・メナス | 1999年 | 新3部作 |
エピソード2/クローンの攻撃 | 2002年 | 新3部作 |
エピソード3/シスの復讐 | 2005年 | 新3部作 |
エピソード7/フォースの覚醒 | 2015年 | 続3部作 |
ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー | 2016年 | スピンオフ |
エピソード8/最後のジェダイ | 2017年 | 続3部作 |
ハン・ソロ スターウォーズ・ストーリー | 2018年 | スピンオフ |
エピソード9/スカイウォーカーの夜明け | 2019年 | 続3部作 |
続三部作公開の合間に、旧三部作の前日譚となるスピンオフ作品が2つ公開されています。
次に、『スターウォーズ』シリーズを時系列順に並べると、以下の通りになります(カッコ内は公開年)。
全ての銀河系惑星を統治する銀河共和国では、貿易関税に関して辺境惑星の扱いをどうするかで通商連合と意見の不一致が発生。宇宙には混乱の火種が生まれつつありました。
反発した通商連合は小惑星ナブーの航路を封鎖し、ナブーの女王であるアミダラを捕らえます。共和国は争いの解決のためクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービをナブーに派遣し、2人は見事アミダラを救出。アミダラを連れ帰る帰路で燃料補給をすべく、惑星タトゥイーンに降り立ちます。
そして立ち寄った船の修理部品店で、クワイ=ガン達はアナキン・スカイウォーカー少年と運命の出会いを果たすのでした。
本作の見どころといえば、アナキンがクワイ=ガン達の船を修理するために参加した、大迫力のポッドレースが外せないでしょう。当時の映像技術を最大限活用して描かれたポッドレースシーンは、20年以上前の作品だったにも関わらず、疾走感やドキドキ感に溢れています。
また、今後悲しい運命をたどっていくアナキンの無邪気で楽しげな様子は、ある意味で貴重だと言えるでしょう。
惑星ナブーで起きた紛争から約10年。組織として腐敗が進んでいた銀河共和国は星々からの求心力を失い、ドゥークー伯爵を中心とした分離主義勢力が形成されていました。
これを脅威に感じた共和国は、ジェダイに頼らざるを得ない態勢を変えるべく、新たな軍隊の創設を検討し始めます。ナブーの代表議員となっていたアミダラは、軍隊設立に反対するため、惑星コルサントに到着。しかしそこで、謎の爆破テロに巻き込まれてしまいました。何とか難を逃れたアミダラでしたが、今後の安全を考え、オビ=ワンとアナキンの2人が警備につくことに。
本作における見どころの1つが、ライトセーバーを持って機敏に動き回るジェダイマスター・ヨーダの雄姿です。旧三部作を見ていたファンからすると、ヨーダは「小柄でよぼよぼしたご老人」とのイメージが強いキャラクターでした。
しかし、本作のヨーダは全く違います。かつての弟子であるドゥークー伯爵の陰謀を阻止すべく、ライトセーバーを手にして駆けつけるのです。
クローン戦争から3年の月日が経ち、銀河共和国は優勢を保っていました。しかし最高議長パルパティーンが独立星系連合軍に捉えられたため、オビ=ワンとアナキンが敵艦に潜入し、ドゥークー伯爵を退けて救出します。
コルトンに戻ったアナキンはアミダラが妊娠したことを知り喜びますが、この頃から彼女が死ぬ悪夢を見るようになります。しかしヨーダに相談しても、執着を捨てるように諭されるだけ。ヨーダへの不信感を募らせたアナキンはパルパティーンに同じことを相談します。すると彼は、死から人を救う唯一の方法として、フォースの暗黒面の話を持ち出すのでした。
本作は、『スターウォーズ』シリーズとしてはもちろん映画史にも残るスーパーヴィラン「ダース・ベーダー」が誕生した記念すべき作品です。
アナキンは最愛の人アミダラに執着し過ぎたあまりにヨーダやジェダイたちの話を聞かなくなり、パルパティーンの甘言につられてしまいます。結局アミダラは死んでしまい、そのことを知ったアナキンは絶望して完全にダーク・サイドへ落ちてしまいました。
本作を見ることで、旧三部作のストーリーにより深みが感じられることでしょう。
WRITER
DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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