『美女と野獣』は1991年にアニメ映画として公開され人気を博し、1995年には劇団四季によって舞台化もされています。そして2017年には実写版が公開され、美しい映像だけでなく音楽も話題を呼びました。名曲「美女と野獣」をはじめとしてディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンが生み出した数々の名曲を、セリーヌ・ディオンやアリアナ・グランデなどが歌っています。アニメ版で人気だった楽曲はもちろん、実写版で新たに追加された曲にも注目です。
今回は、実写版の主題歌や挿入歌などを日本語版・英語版ともに紹介していきます。
「美女と野獣」は、野獣とベルの2人が躍る舞踏会のシーンで、その様子を見守るポット夫人が歌っている曲です。日本語版ではポット夫人の吹き替えを担当した岩崎宏美が歌いました。惹かれあう野獣とベルの幸せな様子を見守るような、とても優しい音楽と歌詞が印象的な名曲です。また、物語の終盤では別バージョンである「美女と野獣〜フィナーレ〜」が流れ、岩崎宏美とマダム・ド・ガルドローブ役の濱田めぐみが歌っています。
劇中に流れる英語版「Beauty and the Beast」を歌ったのは、ポット夫人を演じたエマ・トンプソンです。「美女と野獣〜フィナーレ〜」の方は、エマ・トンプソンと共にマダム・ド・ガルドローブを演じたオードラ・マクドナルドが歌いました。
また、主題歌版では「ネクスト・マライア」とも評される国際的人気歌手のアリアナ・グランデとグラミー賞歌手ジョン・レジェンドの2人のデュエットを聞くことができます。
「時は永遠に」は、物語の最初にベルの父モーリスが作ったオルゴールから流れるシーンと、野獣の魔法の本を使ったベルが家族と過ごしたパリに飛ぶシーンで流れています。日本語版では、モーリス役の村井國夫とベル役の昆夏美がそれぞれのシーンをソロで歌いました。
一瞬で過ぎていってしまう楽しい時が永遠に続いてほしいとの思いや、ベルの母から受けた愛は家族の中で永遠に生き続けるということを表現した、実写版オリジナル曲です。
作中で英語版「How Does a Moment Last Forever」を歌ったのは、モーリスを演じたケヴィン・クラインと、ベルを演じたエマ・ワトソンです。
またエンドソングでは、アニメ版で主題歌「美女と野獣」を歌った世界的歌手のセリーヌ・ディオンが歌っています。この曲はエンディングの最初に流れる曲であり、本作における「第2の主題歌」といっても過言ではないでしょう。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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