物語の序盤、自分の行動によって無関係の人間を犠牲にしかけ、挫けそうになったエリザベスにかけた言葉です。単にエリザベスを励ますための発言とも取れますが、後の展開を知っている人からすれば、とても意味深な言葉だと言えます。3000年もの間、最愛のエリザベスが死ぬところを見続けてきたメリオダスは、どれだけ彼女が死んだとしても、約束を果たすと決めていたのです。見落としてしまいそうな部分ですが、本作の奥深さを感じさせる名言の1つだと言えるでしょう。
十戒の1人エスタロッサ戦でフラウドリンを倒した際に、涙と共に口にした言葉です。メリオダスはこの前に一度死んでおり、「永遠の生」の呪いによって煉獄から舞い戻っています。メリオダスは何度でも蘇ることができますが、そのたび少しずつ魔神王によって感情を食われ、かつての冷酷だった自分に戻っていってしまうのです。まったく躊躇せずにフラウドリンを殺し、しかも「気分が良かった」と言ってしまったことから、メリオダスは自分が元に戻りつつあることを悟ります。
聖騎士を倒してエリザベスを守り切った後に発った名台詞です。この時メリオダスは、エリザベスは守れたものの、肌身離さず持ち歩いていた、魔神族を封印する鍵となる「歯折れの剣」を奪われてしまいます。「事態は深刻だ」と言うメリオダスですが、何よりもエリザベスが無事だったことを喜んでいるのです。エリザベスを想う彼の気持ち、この一言に強く反映されていると言えるでしょう。
見た目は少年のようだけれど、呪いによって3000年もの間辛い運命と向き合ってきたメリオダスを演じるのは、梶 裕貴(かじ ゆうき)です。彼は17期特待生として日本ナレーション演技研究所に入り、その後アーツビジョンに所属しました。2004年にはゲーム『帝国千戦記』で声優デビューを果たし、その後は『進撃の巨人』(2013)のエレン・イェーガー等様々な作品で主役を務めています。また、2013年と2014年には2年連続で声優アワード主演男優賞を受賞するなど、高い評価を受けている声優の1人です。
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※本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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