名門の出で最強、イケメンと非の打ちどころがない人物の五条ですが、そんな彼の唯一の欠点が、性格の悪さです。五条は敵味方関係なく周囲の人物を全て見下しており、対戦相手に対しても「弱いもん」と煽るなど、全く尊敬の気持ちを示しません。
五条の性格の悪さは原作者も公認しており、「何でもできる彼(五条)が、唯一持っていないのは性格」と語っています。
さらに学生時代はもっと性格が悪い人物でした。しかしある出来事をきっかけとして、五条は少し丸い性格になったと考えられています。彼は他人を見下しながらも、現在では呪術高専の教師として教え子や仲間を思いやった行動を取ることもしばしばあるのです。
夏油傑は、作中でもかなりの強敵だと考えられる呪術師たちの脅威です。
当然五条にとっても倒すべき敵の1人なのですが、なんと彼らは学生時代、親友でした。五条と夏油は呪術高専の同級生であり、意見が対立することもありましたが、いつも2人で仲良くつるんでいたのです。
しかし2人は、共同で依頼されたある護衛任務に失敗。その中で夏油は人間の醜さに絶望し、非術師を抹殺することを決意します。そして五条は夏油を改心させられなかったことや守るべき人を守れなかったことへの後悔から、強く聡い仲間を作るべく教師の道を志すのです。現在の五条は教師として後進を温かく見守りながら育て、堕落した呪術界の変革を狙っています。
ほとんど最強状態の五条に邪魔されないよう、呪霊達は彼に真正面から立ち向かって倒すのではなく、封印して戦えない状態にすることを計画します。
そして2018年10月31日のハロウィンの日。夏油が率いる呪霊達は渋谷の東急百貨店を中心として謎の帳を下ろし、五条をおびき寄せます。襲い掛かる呪霊たちを1人で相手にする五条ですが、夏油に戦闘中のスキを突かれ、封印されてしまいました。
渋谷事変と呼ばれるこの出来事により呪術師と呪霊たちとのパワーバランスが崩れ、物語は次の段階へと大きく動き出すことになります。五条は封印されながらも夏油達を足止めするなどの活躍を見せていますが、今後封印から解放されるかどうかは注目のポイントです。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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