「呪いの王」両面宿儺を体内に宿している虎杖ですが、物語序盤段階では術式を使うことができません。通常の人には生まれつき術式が身体に刻まれているのですが、虎杖には刻まれていなかったのです。五条によれば、両面宿儺の指を取り込んでいくことで徐々に術式が刻まれていくとのこと。
しかし術式が使えないとはいっても、虎杖は元々恵まれた運動能力や強靭な肉体を持っています。そこに体内に取り込んだ宿儺の呪力が加わり、「殴る・蹴る」の肉弾戦によって呪霊と戦い、素手による攻撃だけでも呪霊を吹き飛ばすことが可能です。
今後の展開によっては宿儺により術式が刻まれ、恵まれた運動能力と術式とを組み合わせた戦闘が見られるかもしれません。
虎杖悠仁に関する話で特に多くのファンが気になっているのが、彼の出生の秘密です。
虎杖の親族としては亡くなった祖父が印象的ですが彼の両親についてはまだ情報が明らかになっていません。物語冒頭で祖父が亡くなる直前に両親に関する話を切り出そうとするのですが、虎杖は「興味ねーから」と言って深くは聞きませんでした。その後も両親に関する直接的な話は出てきておらず、ファンの間では様々な予想が立てられているのです。
本作においては、「血筋」「家系」などが重要な要素になっています。そのため虎杖の常人にしては強すぎる肉体や、宿儺の指を取り込んでも生存していることへの答えは、出生の秘密が明かされることで判明するのかもしれません。
虎杖の出生の秘密と深く関わってくる可能性があるのが、作中に2度だけ登場している「存在しない記憶」です。
「存在しない記憶」とは「相手が虎杖と親しくした日々の記憶を突然思い出すこと」を指し、作中では東堂と脹相の2人が体験しました。特に、脹相が思い出した「存在しない記憶」は、偽夏油によって実際に存在していたことが匂わされています。脹相は存在しない記憶に触れたことで、虎杖が自分の弟であることを思い出しました。
また、「存在しない記憶は術式なのではないか」との考察もファンの間でされていますが、原作者によって公式に否定されています。
これらの事実から、虎杖が脹相と同じ呪胎九相図(宿儺の指と並ぶほどに危険な特級呪物)である可能性が高くなっているのです。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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