虎杖は生まれつき術式が刻まれていないため、呪術を扱うことができません。そのため特に序盤では素手で相手を殴る近距離攻撃が中心であり、逕庭拳が代表的な技の1つです。
拳を呪力でまとい敵に攻撃を加えるシンプルな攻撃方法ですが、虎杖の規格外の攻撃スピードに呪力が追い付かないため、打撃と呪力を受けるタイミングがずれます。そのため、呪霊にとっては時間差の二段階攻撃に感じられるのです。
黒閃とは、打撃と呪力の間に発生する時間差を極限まで縮めることで発生するクリティカルヒットのようなものです。具体的には、打撃と呪力の誤差を0.000001秒以内にすることで攻撃の威力が2.5倍になります。黒閃は虎杖以外の術師にも繰り出せるため、正確に言えば術式や技ではありません。ただし狙って出せる呪術師は存在せず、虎杖は驚異的な集中力と天性の運動能力で黒閃の習得を達成しました。
呪術高専東京校の学長夜蛾正道から入学理由を問われた時に、虎杖が発した一言です。自分が宿儺の指を取り込んだことで、これまで活動を止めていた他の指達が解放されてしまったことを、虎杖は知っていました。このままでは多くの無関係の人が犠牲になってしまい、その事実に目をそむけたままでは自分の信念に反します。そして虎杖は後悔のない人生を送るために、呪霊から人々を守る呪術師を目指すのです。
中学の同級生だった小沢優子と久しぶりに出会った際に、虎杖が彼女にかけた言葉です。小沢は中学生当時ふくよかな体型でした。しかし虎杖は当時から人を外見で判断せず、彼女の字の綺麗さや食べ方の綺麗さなどに気付いてくれていたのです。そして卒業後、小沢優子は当時より15cm身長が伸び、別人のようにスレンダーになった姿で虎杖と再会します。しかし、虎杖はやはり全く外見を気にすることなく、当時と同じように気軽に声をかけるのでした。
自分を不登校に追いやったいじめっ子たちへの復讐を考えている吉野順平に「人を殺したことがあるか」と問われ、虎杖が告げた言葉です。虎杖は1度人を殺してしまうことで「殺す」という選択肢が自分に増え、命の価値があいまいになってしまうことを恐れています。虎杖の誠実な言葉に、吉野順平は復讐をやめることを一旦決意するのでした。虎杖の素直さや誠実さがよく表れた、本作における名言の1つだと言えるでしょう。
明るくて人懐こく、無邪気な一方で命に対しては誰よりも誠実な虎杖悠仁を演じているのは、榎木淳弥(えのき じゅんや)です。彼は大学時代に『天元突破グレンラガン』に感動したことから声優を志し、アトミックモンキーの声優・演技研究所に入所。卒業してそのまま同事務所に所属することになりました。近年では『スパイダーマン』シリーズ(2016~)で主人公ピーター・パーカーの声を演じるなど、若々しく元気で爽やかな男性の声位には定評があります。
Spotifyではアニメ『呪術廻戦』の裏話や物語などが語られているPodcast「じゅじゅとーく」が配信中。虎杖悠仁役の榎木淳弥さんも毎回番組ホストとして参加しているのでこちらも併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
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※本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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