日本国内に4人しかいない特級呪術師の1人で、現在は「最悪の呪詛師」としてと特級呪霊を引き連れて暗躍しています。
特級呪霊の漏瑚や花御達が掲げる「人間を抹殺して呪霊が人間に取って替わる世界」の想像に協力。両面宿儺を呪霊側に引き入れることと呪霊にとっての脅威である五条の封印を狙っています。
呪霊を自らに取り込んで使役する術式を持ち、本人の体術も非常に高レベルです。かつては呪術高専に通っていた経験があり、五条悟とは同級生で親友でした。本編に登場した夏油には高専時代には見られなかった大きな継ぎ接ぎの傷が額にあり、多くの謎を持った重要人物であると言えます。
夏油傑は呪術高専の出身であり、高専生時代は現代の最強の呪術師である五条悟と同級生。それだけではなく、2人は親友でした。当時の夏油はいわゆる優等生タイプであり、性格最悪の不良タイプだった五条とは正反対。それでも夏油は「呪術師は弱者を助けるべき」との理想を掲げ、時には五条の手綱を引くような役割を果たしていたのです。
例えば、当時の五条の1人称は「俺」でしたが、年下に怖がられてはいけないと考えた夏油が「私か僕にしな」と助言したエピソードがありました。その影響からか、先生となった現代の五条は、自分のことを「僕」と呼んでいます。
2人はお互いを信頼しきっており、どんなことが起きても2人でなら乗り越えていけると信じていました。
夏油と五条の関係に変化が生じたのは、呪術高専時代に共同で受けたある護衛任務がきっかけです。2人は不死の術式を持つ天元の星漿体(せいしょうたい。天元に身をささげるための人間のこと。)である少女の護衛と抹消の任務を受けます。
夏油は少女を守り自由にしてあげようと決意しますが、そのもくろみは失敗。少女は死亡し、彼女の死を喜ぶ盤星教の信者達の姿を見て、夏油の心の中には非術師に対する疑念が生まれていました。
その後夏油は、特級呪術師・九十九由基と対話する中で「非術師を皆殺しにすれば呪霊が生まれない世界が作れる」と気付きます。そして呪力があるために村人達から酷い扱いを受けている少女達と出会い、夏油は村人100人以上を呪殺。さらに自分の両親も呪殺し、呪術師の世界に別れを告げたのでした。
非術師を大量呪殺し呪術師の世界から追放された夏油は2017年12月24日、自分に賛同する仲間たちと共に東京と京都へ同時に呪術テロを仕掛けます。日没後に新宿と京都それぞれに1,000対の呪霊を放ち非術師の殺害を図ったこの事件は「百鬼夜行」と呼ばれており、作中においても重要なポイントとなっている事件です。
百鬼夜行を起こした夏油の真の目的は、特級呪霊師の乙骨憂太。夏油は騒動の中で乙骨を孤立させ、彼に憑いている特級過怨霊「祈本里香」を取り込もうとしました。しかし作戦は失敗して夏油は重傷を負い、最後は親友の五条悟に見つかって命を落としています。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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