夏油が扱う「呪霊操術」は、降伏させた呪霊を球状にして自らに取り込み、その後思いのままに操る術式です。階級換算にて2級以上の実力差があれば降伏させることなく無条件で取り込むことができ、使役できる呪霊には1級や特級などの制限がありません。夏油は百鬼夜行を起こして乙骨を孤立させ、祈本里香を自分のものにしようとしていました。また、偽夏油になっても呪霊操術は健在であり、真人を裏切った末に自分のものにしています。
極ノ番うずまきとは、これまでに夏油が取り込んだ呪霊をひとまとめにし、呪力の密度が高まった状態で相手に衝突させる技です。夏油は百鬼夜行にて対峙した乙骨憂太に対してうずまきを使用しており、その時は4,461体もの呪霊をひとまとめにして放っていました。うずまきは高威力な技を繰り出せる反面、所持している手駒が減ってしまう点はデメリットだと言えるでしょう。
化身玉藻前は、夏油傑が使役していた特級仮想呪霊であり、「特級」を冠する16体の呪霊の内の1体です。仮想呪霊とは、有名な怪談や妖怪のように実在はしなくとも共通認識のある畏怖のイメージから生み出された呪霊。化身玉藻前は百鬼夜行時に極ノ番うずまきと一緒に乙骨への攻撃で使われました。しかしうずまきには準1級以上の呪霊を使用すると術式として抽出できる特性があり、今後は術式として出てくる可能性があります。
疱瘡神は渋谷事変において、偽夏油が冥冥と戦った際に登場した特級呪霊です。疱瘡神は左手を右手に打ち付けることで術を発動でき、術には3段階があります。最初の段階では相手を棺桶の中に閉じ込め、2段階目は墓石が棺桶の上に降り注ぎ棺桶を地中に埋葬。そして3段階目として、地中でそのまま3秒間経過すると病にかかって死に至ります。更に疱瘡神は領域展開を使用しており、必中世界で冥冥と戦っていました。
呪術高専時代の夏油が、天元の星漿体である理子に対して発した一言です。理子が星漿体として天元と同化することを拒んだとしても、自分達なら守れることを伝えようとした夏油。「私達」が示すのは夏油自身と親友の五条を指し、2人が呪術高専時代からいかに強力な呪術師だったかが分かります。夏油は五条のことを心から信頼しており、2人でならどんな苦境・障害にも立ち向かっていけると考えていました。
心の中に非術師への疑念を生じさせていた夏油が、特級呪術師・九十九由基との会話の中で発した一言です。理子の一件までの夏油は、非術師を守るために呪術師が存在すると思っていました。しかし徐々に考え方の変化が起き、九十九に呪霊の生まれない世界の作り方を聞いた夏油。そこで九十九が「全人類が呪術師になれば良い」と答えたことで、夏油は非術師を皆殺しにすることを思いつくのでした。それまでの迷いが晴れたような夏油の様子が印象深く、恐ろしくも感じるシーンです。
東京と京都で夏油が勃発させた百鬼夜行。その宣戦布告をしに呪術高専東京校へ向かう直前、夏油が言った台詞です。農村の住人100人以上を呪殺し呪詛師として追われる立場になった夏油は、非術師である一般の人を「猿」と呼び、全滅させることを画策します。そして「家族」と呼ぶ自分に賛同する呪術師の仲間に対し、百鬼夜行の実行に先駆けてこの言葉を投げかけました。世界を揺るがす大事件が起きることを予感させる、力強い一言です。
真面目過ぎたために非術師の抹殺を考えるようになった最悪の呪詛師・夏油傑を演じるのは、櫻井孝宏(さくらい たかひろ)です。彼は代々木アニメーション学院名古屋校を卒業後に『爆走兄弟レッツ&ゴー』(1996)でアニメ声優デビューをしました。その後も実力派声優として重要な役どころを数多く担当。アニメ『鬼滅の刃』(2019)の冨岡義勇役やゲーム『ファイナルファンタジーⅦ』シリーズ(2005から)のクラウド・ストライフ役は有名です。
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※本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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