禪院真希は、呪術高専の2年生で虎杖たちの先輩にあたります。呪術師界ではエリートに当たる御三家「禪院家」の生まれですが、生まれつき呪力がなく呪いを見ることもできません。しかしその代わりに「天与呪縛」(生まれつ何かを犠牲にする代わりに大きな力を得ること)の特性を持っており、高い身体能力と様々な呪具を使いこなす格闘センスを活かして戦います。
戦闘の実力は高いのですが、呪力がないことから禪院家は彼女を落ちこぼれ扱い。真希が自分から家を飛び出した経緯もあって禪院家から昇級の妨害を受けており、2級の実力はあると言われながら現在はまだ4級の呪術師です。また、呪術高専京都校には、双子の妹である真依がいます。
禪院真希の担当声優は、『火ノ丸相撲』(2018~2019)の五條礼奈や『鬼滅の刃』(2019)の朱紗丸などの声を担当した小松未可子です。
狗巻棘は禪院真希と同じ呪術高専の2年生で、準1級の呪術師です。
言葉に呪力を乗せて相手の行動を操る術式を使う呪言師の末裔であり、普段はうっかり発した言葉で他人を傷つけてしまわないように、語彙をおにぎりの具に限定。仲の良いメンバーは彼の言葉を理解しており、「しゃけ」や「おかか」などの言葉だけで見事にコミュニケーションが取れています。
特級呪霊である花御の動きを一時的に止めるなど、呪言の威力は非常に強力。しかしその分代償も大きく、高威力の言葉を使うと喉がつぶれてしまうこともあります。また、虎杖達ほどではありませんが身体能力も高く、あまり目立たないながらも頼もしい存在です。
狗巻棘の声は、ゲーム『キングダムハーツ』シリーズのロクサス役(2005~)やテレビアニメ『DIVE!!』(2017)の丸山レイジ役などの経験を持つ内山昂輝が担当しています。
パンダは、呪術高専の2年生です。呪術高専の学長であり傀儡呪術学の権威でもある夜蛾正道が生み出した突然変異呪骸であり、パンダの身体を持ちながら人間と同じように言葉を話します。性格は穏かで面倒見も良く、呪術高専の2年生組の中でもコミュニケーション能力が高めです。
通常の呪骸は核を1つしか持ちませんが、パンダが持つ核の数はなんと3つ。バランス型のパンダ核とパワー重視のゴリラ核、そして照れ屋のお姉ちゃん核をコントロールしており、これら全てが破壊されない限り活動が可能です。ゴリラ核が主導権を握っている状態では、攻撃と同時に防御できない衝撃を与える「激震掌(ドラミングビート)」が使用できます。
パンダの声を担当しているのは、『GIANT KILLING』(2010)の達海猛や『鬼滅の刃』(2019)の不死川実弥を演じている関智一です。
夜蛾正道は、呪術高専の学長であり傀儡呪術学の権威でもある人物です。傀儡呪術学を駆使して、「呪骸」と呼ばれる人形に呪いを込めて操ります。角刈りでアゴには髭を生やしており、サングラスをかけた強面。しかし呪骸にクマやパンダのフォルムを選択するなど、可愛いもの好きという意外な一面もあります。
五条や夏油、家入などが学生だった頃に担任を務めた経験もあり、とても熱い心を持った教育者です。現在呪術高専の2年生であるパンダも、夜蛾が生み出した呪骸。呪骸は人形であるために痛みや恐れを感じず、高い戦闘力が備わっています。
夜蛾正道の声を担当している声優は『妖怪ウォッチ シャドウサイド』(2018~2019)でジバニャンの声を担当した、黒田崇矢です。
七海建人は、脱サラして呪術師になったという個性的な過去を持った呪術師です。本人いわく、呪術高専で「呪術師はクソ」と学び、就職した企業で「労働はクソ」だと気付いて、呪術界に戻ったとのこと。サラリーマンを思わせるスーツ姿をしており、柔らかい物腰の一方で非常に真面目であり、遅刻やルール違反などには厳しい一面を持ちます。
彼が扱う術式は、対象を7:3に分けた点を正確につくことで大ダメージを与える「十劃呪法(とおかくじゅほう)」。的確な攻撃が出来た時のダメージは非常に大きく、格上相手にも善戦が期待できます。虎杖からは「ナナミン」と呼ばれており、先輩呪術師として慕われている様子です。
七海建人の声は、『ゴールデンカムイ』(2018~2020)の尾形百之助役や『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』(2000)の海馬瀬人役で知られる津田健次郎が担当しています。
伊地知潔高は呪術高専で補助監督を務める、メガネをかけて少々神経質そうに見える細身の男性です。結界術で帳(結界のようなもの)を張ったり呪術師に任務内容を伝えたりなど、主に呪術師の後方支援業務をこなします。元々呪術師を志していたためある程度の戦闘はこなすようですが、補助監督は戦闘を禁じられているため実力の程は分かりません。
上司に当たる呪術高専の上層部には当然逆らえませんが、一方で現場の虎杖や五条たちの勝手さに翻弄されて板挟みになっている様子が度々見られます。心労が絶えないせいか少し老けて見えますが、実は五条たちよりも若い20代半ばです。
伊地知潔高の声はは、アニメ映画『AKIRA』(1988)の金田正太郎役や『トリコ』(2011)のサニー役で知られる声優の岩田光央が担当しています。
家入硝子は、呪術高専で医師を務める女性です。長い黒髪と右目の泣きぼくろ、とても深い目のクマが特徴的であり、普段から白衣を着用しています。彼女は自身も認めるお酒好きであり、喫煙も高校時代からしていましたが、現在は歌姫に禁煙を迫られたため吸っていません。
彼女の任務は2つ。反転術式による呪術師の治療と、死体を解剖しての術式解明です。特に反転術式による治療能力は非常に珍しく(現状、呪術師で使用できるのは数名だけです)、呪術高専でも非常に貴重な存在だと言えます。
五条や夏油とは同級生であり、医師免許は呪術高専卒業後に取得しました。
家入硝子の声は、『おそ松さん』(2015~)でトト子の声や、現在ではミニーマウスの声を担当していることでも知られる遠藤綾が務めています。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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