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2023.12.19更新

『鬼滅の刃』1話のあらすじ、ネタバレまとめ!重要ポイントを踏まえながら一気にご紹介

心優しい穏かで幸せに満ちた日々が鬼によって一変する、『鬼滅の刃』第1話。ここでは『鬼滅の刃』第1話のあらすじ、ネタバレをご紹介します。

冨岡義勇との出会い

変わり果てた禰豆子の姿や匂いから、炭治郎は彼女が鬼になってしまったことを悟ります。凄い力で覆い被さってくる禰豆子に必死で抵抗しながら、彼女だけは何とか助けてやりたいと涙する炭治郎。彼の「鬼になんかなるな!」との必死の呼びかけに、鬼になったはずの禰豆子の目からも涙がこぼれます。

しかしそこに、静かに走り寄る1人の男性剣士の姿が。剣士は禰豆子の首を狙い刀を振り下ろしますが、炭治郎が機転を利かせて何とか回避しました。
剣士は一瞬のうちに禰豆子を炭次郎から奪い、再び首をはねようとします。炭治郎は禰豆子を守るため必死に頭を下げますが、剣士は「ただ頭を下げるだけでは、妹を助けられない」と一喝しました。

刃を突き付けられた禰豆子の姿を見た炭治郎は夢中で抵抗。その必死さに、剣士はうっかり禰豆子を離してしまいます。しかし炭治郎に襲い掛かることはなく、逆に彼を守ろうとする禰豆子。その様子を見た剣士は刀を納め、鱗滝左近次という名の老人を訪ね「冨岡義勇に言われて来た」と伝えるよう、炭治郎に告げます。

心優しい少年の穏かな日々が一瞬で残酷な世界に変わる

本作の冒頭は、優しい心を持った少年・竈門炭治郎の、家族との温かいやりとりから始まります。家族思いの炭治郎は、雪が降って危ないと制止する母親に対し、「正月になったらみんなに腹いっぱい食べさせてやりたい」と言って下山。町に来た炭治郎に対する人々の反応もとても温かく、一貫して幸せな雰囲気に満ちています。

しかしそんな穏かな日々も、山の途中で炭治郎が血の匂いを感じ取った瞬間から一変。そこからは血の海に横たわる家族や厳しい雪山の描写など、張り詰めた空気の中で物語が進んでいきます。

そして本作では、映像の美しさも見どころの1つです。特に1話では、炭治郎が禰豆子を背負って駆ける美しい雪山の描写が必見でしょう。雪が降り続く情景は、美しく描かれているからこそ余計に残酷さを感じられます。
そこから冨岡義勇と出会うまでの一連のストーリーは、1話目から既に作品の世界観に視聴者を引き込む魅力に溢れていると言えるでしょう。

登場人物の人柄にも注目

第1話では、炭治郎や冨岡義勇の人間性にも注目です。

炭治郎はとにかく心優しい少年であり、家族にはもちろん町の人々に対しても誠意と思いやりをもって接していることがよく分かります。町の人々からも炭治郎は慕われている様であり、様々なお願いやお手伝いを頼まれていました。結局炭を売り切る頃にはすっかり夜になってしまい、炭治郎はそのまま町で夜が明けるのを待つことに。結果的にそのおかげで、炭治郎は家族を襲った鬼と出会ってしまうことを避けられたのかもしれません。

また、第1話の登場人物としては水柱・冨岡義勇の存在も外せないでしょう。
妹を守るために、ただ頭を下げることしかできない炭治郎に対し、冨岡義勇は「生殺与奪の権を他人に握らせるな」と世界の厳しさを教えようとします。そして鬼となっても兄を守る妹の姿を見て、幼い兄妹が生き残る可能性にかけようと決意するのです。

あまり多くを語らないキャラクターではありますが、冨岡義勇の優しさなしには、今後の炭治郎たちの活躍はあり得なかったと言えるかもしれません。