炭治郎が吹き飛ばされ、父蜘蛛の鬼と1人で対峙せざるを得ない伊之助。普通に斬りつけても鬼の腕を斬り落とせないと判断した彼は、斬りつけた1本の刀をもう1本の刀で叩き斬り落とすことを思いつき、見事に成功させます。腕を斬り落とされたことで驚いた父蜘蛛の鬼はその場から逃げ出し、伊之助も後を追いました。
父蜘蛛の鬼は木の上へと登り、相手が恐れをなしていると喜ぶ伊之助。しかし次の瞬間、父蜘蛛の鬼は脱皮しさらに強大な姿となってしまいました。そして父蜘蛛の鬼の圧倒的な力の前になす術のない伊之助は、頭をつかまれて握りつぶされそうになります。
追い詰められた伊之助は、走馬灯のように昔のことを思い出していました。しかし、崖の上から声をかけてくる謎の女性の姿が頭に浮かび、伊之助は誰か分からず困惑。そしてもうだめかと思われた次の瞬間、水柱・冨岡義勇が登場し、あっという間に父蜘蛛の鬼の首を斬り落としたのでした。
その頃、累に挑む炭治郎は型を繰り出そうとしますが、蜘蛛の糸によって刀を折られてしまいます。
第18話では父蜘蛛の鬼の驚異的な強さが印象的ですが、もっと注目したいのが少年の鬼である累の不気味さです。
累は姉の鬼を痛めつける反面、「家族の絆」について強いこだわりを持っています。家族を大切にしていると言えば炭治郎も負けていませんが、累は大切な存在であるはずの家族を一方的に傷つけており、炭治郎とは好対照な存在だと言えるでしょう。家族を傷つけながらも強い絆があると言い切る累の様子は、とても不気味です。
また、累の強さについても、今回の気になるポイントだと言えます。累が操る蜘蛛の糸の強度は異常なまでに強く、近づいてきた鬼殺隊員を一瞬でバラバラにしてしまいました。そして大岩を真っ二つにした炭治郎の刀も、真正面から衝突させて折っています。刀を失ってしまった炭治郎には荷が重い相手かと思われますが、次回以降の展開が気になるところです。
今回のエピソードでは、ついに鬼殺隊最高位である柱の圧倒的な強さが披露されました。伊之助は必死の思いで父蜘蛛の鬼の腕を斬り落としましたが、さらにパワーアップされなす術がありません。一方的に攻撃を受け絶体絶命の伊之助の元に現れた水柱・冨岡義勇は、驚異的な強さを持つ父蜘蛛の鬼をあっさりとバラバラにされてしまいました。
冨岡義勇が繰り出した型は「水の呼吸・肆ノ型・打ち潮」であり、炭治郎も以前最終選別で使った型です。しかし冨岡義勇の繰り出す打ち潮の威力は格段に高く、同じ型とはとても思えませんでした。水の呼吸の修行を続けることで、炭治郎もさらに強くなれるということでもあるでしょう。冨岡義勇が来れば那田蜘蛛山の一件は簡単に片付きそうですが、累によって刀を折られた炭治郎は、一体どうなるのでしょうか。
また、善逸のもとを訪れた蟲柱・胡蝶しのぶの今後についても気になります。夜の森が放つ雰囲気もあって胡蝶しのぶの優しい微笑みは少し不気味にも見えますが、善逸がどうなるかも注目です。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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