真菰は元孤児で、育手・鱗滝に拾われ、剣士として育てられました。剣術の師範で、親代わりでもある鱗滝に親愛の情を抱いており、「私たち鱗滝さんが大好きなんだ」が口癖です。
一方、助けてくれる理由や、どこから来たかなど炭治郎が尋ねても教えてくれず、「子供たちは他にもまだいるんだよ。いつも炭治郎を見てるよ」と言うことがふわふわとしています。
真菰と同様に元孤児で、剣士として育ててくれた育手・鱗滝のことを敬愛しています。また、水柱・冨岡義勇(とみおか ぎゆう)とは同じ時期に鱗滝から指導を受けていた兄弟弟子です。
なお、錆兎は鱗滝が育てた子どもらのなかでも、とくに剣術の才があります。選別では鬼に襲われていた冨岡を助け、たった1人で山に放たれたほぼすべての鬼たちを倒したほどです。
作中では、真菰と錆兎は1度も呼吸法を使用していません。そのため、どこまで「水の呼吸」の型が使えるのかは不明です。そこで、「水の呼吸」のすべての型と、効果をまとめました。
水面のように乱れなく、ただ水平に真っ直ぐに刀を振るう型です。
水車のように身体を前方向に回転させながら切りつける型です。
川の流れに身を任せるかのように、柔軟に移動しながら刀を振るう型です。
津波のように大きく刀を振るう型です。
優しい雨に打たれているかのように、相手に痛みを感じさせないよう刀を振るう型です。
激しい渦のように、身体をねじることで強力な回転を加えながら切りつける型です。
水面に広がる波紋の中心を突くように、素早く一撃を放つ突きの型です。
刀を打ち付けた地面が爆散するほどの威力で、上段から真下に刀を振り下ろす型です。
着地時間や面積を限りなく少なくし、縦横無尽に跳ねまわりながら切りつける型です。
龍のうねりのごとく、回転しながら複数回の斬撃を与える型です。
冨岡義勇しか使えない独自の型です。自身の間合いに入ったすべてを切り刻みます。
真菰と錆兎、そして炭治郎も着けていた「狐の面」。このお面は「厄除の面」と呼ばれるもので、育手・鱗滝が最終選別に向かう子どもらが、無事に帰れるよう想いを込めて手彫りしたものです。なお、お面の表情や模様などは、その子の特徴に合わせてデザインされています。
鱗滝が子どもらの無事を願って贈った狐のお面ですが、作中では真逆の効果を発揮していました。実は、最終選別の会場・藤襲山には、かつて鱗滝が現役の頃に捕獲した手鬼がまだ生き残っており、鱗滝への恨みを晴らすべく、狐のお面を目印に子どもらを狙っていたのです。
真菰は小柄な身体を生かして素早い動きで手鬼を翻弄しますが、大好きな鱗滝をバカにされたことに泣いて怒り、精細さを欠いたところ手足を千切られ……。また、錆兎は洗練された剣技で奮闘しますが、手鬼の強靭な頸を斬ることができず、ついには命を落としてしまいます。
アニメ版『鬼滅の刃』で真菰を演じたのはマウスプロモーション所属の声優・加隈亜衣(かくま あい)さん、錆兎を演じたのはヴィムス所属の声優・梶裕貴(かじ ゆうき)さんです。
加隈さんは女性らしい甘く、優しい声質が印象的な声優で、これまでに「ヒーリングっど♡プリキュア」ラビリン役や「アイカツ!」音城ノエル役などに出演しています。作中では真菰のまだ幼く、どこか不思議なふわふわした雰囲気を見事に演じていました。
一方、梶裕さんはこれまで「進撃の巨人」エレン・イェーガー役や「七つの大罪」メリオダス役、「僕のヒーローアカデミア」轟焦凍役など主役級キャラばかりを演じている「主役声」の持ち主。作中では荒々しくも、その奥に愛情を感じる錆兎の力強い声を見事表現していました。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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