エヴァンゲリオンとは、使徒と呼ばれる脅威に対抗するために人類が生み出した人造人間兵器のことです。
正式名称は「汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン」であり、作中では略称の「EVA」がよく使われています。パイロットが神経接続によってコントロールするため、エヴァが傷つくとパイロットもダメージを感じてしまいます。
エヴァンゲリオンのパイロットは零号機が綾波レイ、初号機は碇シンジ、弐号機は惣流・アスカ・ラングレーです。
使徒と同じようにA.T.フィールドを展開できるため、使徒に対抗できる人類唯一の兵器だとされています。
あくまでも人造人間であり、生命の起源だとされる第1使徒アダムや第2使徒リリスをベースとして作られた生命体を、拘束具も兼ねた装甲で覆っているのです。
使徒(しと)とは、人類の脅威と呼ばれている謎の生命体です。
無限にエネルギーを供給し続けるS2機関(別名「生命の実」と呼ばれています。)を持つため半永久的に活動ができ、A.T.フィールドを展開してネルフを襲撃します。
TVアニメ版では18体の使徒が登場しており、第3使徒から第16使徒は、第1使徒アダムから生まれました。
第17使徒ダブリスはアダムの魂を宿した渚カヲルのことであり、第18使徒リリンは第2使徒リリスから生まれた人類のことを指します。
使徒は個体ごとに大きく見た目が異なりますが、コアを持っていることや独特の波長を持っている(人類からは「パターン青」と呼ばれています)点は共通です。
使徒とはキリスト教などにおける「宣教師」を意味し、使徒の名前にはユダヤ・キリスト教における天使の名前が使われています。
ネルフ(NERV)の正式名称は「特務機関NERV」であり、国際連合直属の非公開組織です。箱根にある第三新東京市のジオフロント(大深度地下大規模空間)に本部があり、その他にもアメリカや中国、ドイツ等に支部を持ちます。
総司令官の碇ゲンドウをトップに、副司令官の冬月コウゾウ以下の職員には大佐など自衛隊のような階級が付けられた組織です。
14年の歳月をかけて人造人間エヴァンゲリオンを製造。国連から与えられた超法規的な権利や予算を使って使徒に対抗しています。
使徒の研究・殲滅やサード・インパクトの防止などを目的として活動。しかし一方では、上部組織である秘密結社ゼーレの指示により人類補完計画を進めるなど、裏の顔も持つ組織です。
人類補完計画とは、人類を1つの生命体に集約し、完全な存在へと進化させる計画のことです。
人類は第2使徒リリスから知恵の実を受け継いだ第18使徒であり、知恵による発展を遂げてきました。人類は科学によって自らの起源に迫り、第1使徒アダムにも及ぶ力を手に入れようとしたのです。そして人類は、「一線を越えた自分たちを、神が滅ぼそうとしている」と考えます。そこで人類を救うために考案されたのが、人類補完計画なのです。
人類補完計画の根底には、「知恵の実しか与えられていない人類は、不完全な存在である」との思想があります。そのため第1使徒アダムから与えられる生命の実を手に入れて、完全な存在へと進化していくことを目指しているのです。
セカンドインパクトとは、2009年9月13日に起きた架空の大規模災害のことです。月が生まれた時に起きた「ジャイアントインパクト」に対し「セカンドインパクト」と称され、地殻変動・海面上昇・異常気象・噴火などを呼び起こし20億人以上の死者を記録しました。また、各地で紛争の引き金となり、結果として東京にも新型爆弾が投下されています。
隕石衝突によるものとして一般向けには説明が成されていますが、実際には人為的に発生させられたものであることを隠すために、秘密結社「ゼーレ」が行った情報操作です。
また、新劇場版におけるセカンドインパクトでは加筆・修正が加えられており、黒い球体や巨人による描写があります。
サードインパクトとは、人類の祖先であると言われている第一使途「アダム」と第二使途「リリス」が融合することで起きる架空の大規模災害のことです。ジャイアントインパクト、セカンドインパクトに対し、三回目の災害であることからサードインパクトと呼ばれます。
サードインパクトが起きることで人間が持つATフィールドが取り払われ、ひとりひとりの自我が消滅すると言われています。結果として全ての人間の肉体や個性がなくなり、エヴァンゲリオンのエントリープラグ内にあるL・C・Lという液体に代わります。人工的に人間を単一のものにしようという目論みにより狙われたものでした。
新劇場版では。エヴァンゲリオン初号機を引き金にしてセントラルドグマ最深部で起きた災害として扱われています。
ATフィールドとは、エヴァンゲリオンが使用・展開できるバリアのことです。正式名称は「Absolute Terror FIELD(絶対恐怖領域)」であり、その名の通り相手を受け付けないためのものとして使用されます。空間を曲げることで成立しているため通常の武器や火薬では突破できない強さがあり、これを攻撃手段として活用する方法も出ています。
サードインパクトにおけるATフィールドは、単なるバリアではなく人が持つ「心の壁」であるとされており、自分と他人との境界線になる自我のようなものとして扱われています。これが取り払われてしまった場合、人間同士が全て一体化し、生命のスープであるL・C・Lに還元されます。
チルドレンとは、エヴァンゲリオンに搭乗して操縦するパイロットのことです。チルドレンはエヴァンゲリオンに選ばれる側の存在であるため、選ばれた順番ごとに名称が変わります。ファーストチルドレンが綾波レイ、セカンドチルドレンが惣流・アスカ・ラングレー、サードチルドレンが碇シンジ、フォースチルドレンが鈴原トウジ、フィフスチルドレンが渚カヲルです。
「母親が不在の14歳であること」が基本の条件であるとされており、愛情の源である「A10神経」をコントロールすることでエヴァンゲリオンの操縦を行います。
新劇場版においては「第〇の少年(少女)」という表現に変わっていて、「〇〇チルドレン」という表現は撤廃されていますが、意味は同じです。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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