「ミカサ」という少し変わった名前は、戦艦の「三笠」からきています。
このことについては、本作の作者である諫山創が明言済み。女性キャラクターの名前を戦艦にすると人気が出るとの法則に従い名付けたとのことでした。(『エヴァンゲリオン』シリーズの「綾波」「式波」「真希波」や『涼宮ハルヒの憂鬱』の「長門」など)
三笠は、日露戦争において当時最強と言われたロシア艦隊38隻を迎え撃ち、大勝利を収めたとの史実があります。まさに、一騎当千のミカサにふさわしい名前であると言えるでしょう。
また、ミカサのモデルは諫山創がアルバイト時代に出会ったお客様であるとのこと。そしてその方が日本人だったことから、「東洋の一族」という設定になったそうです。
ミカサが大切にしている幼馴染と言えば、エレンがまず出て来るでしょう。しかし実は同じく幼馴染であるアルミンのことも、彼女は気にかけています。ミカサはアルミンを「危機的状況になるほど正解を導く力」を持っていると高く評価しており、彼が危険に陥った時にも動揺を見せているのです。例えば、ミカサは瀕死のアルミンを見捨てる判断をしたリヴァイに対し、激しい怒りを見せました。ミカサはエレンと同様に、思い込んだら誰の言うことも聞かなくなる危ない一面があります。そのため、ピンチの場面で冷静な判断をしてくれるアルミンに対して、ミカサは大きな信頼を寄せているのでしょう。
ミカサとリヴァイは、「アッカーマン」姓を持つという共通点があります。そのため「二人は実は兄妹?」との考察も多くなされました。圧倒的な身体能力・戦闘能力を持ち、しかも冷静沈着という共通点を持つ2人ですから、兄妹と言われても違和感はありません。しかし物語が進展する中で、2人は遠縁の親戚であることが分かっています。
ミカサとリヴァイの戦闘能力の高さは、アッカーマン一族の血筋によるものだとは言えるでしょう。アッカーマン一族は、人間が本来持っている「無意識に筋肉に対してかけてしまうリミッター」を外せる能力を持っています。
兄妹ではないことが分かったミカサとリヴァイ。しかし、今後も人類の最強ツートップとしての活躍が期待されます。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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