ミカサが幼い頃に人さらいによってさらわれてしまった際に発したセリフです。ミカサは当時まだ現在のような戦闘能力に目覚めておらず、人さらいによって両親が殺害されて自らも誘拐されることで自分の人生を悲観してしまいます。この言葉はミカサが自分の運命に対して持っていた考え方というだけでなく、本作を通じて一貫して描かれている世界の残酷さも象徴する名台詞だったと言えるでしょう。
エレンと一緒に巨人から追い詰められて死を悟ったミカサが、死を覚悟していった一言です。仲間達が次々と巨人によって殺されていく中で、自らの無力さをとがめるエレン。そんな彼に対し、ミカサはどうしても伝えたかった本心を告げます。死が近いと感じたミカサの頭によぎったのは死への恐怖や怒りではなく、最愛の人エレンへの感謝の気持ちでした。エレンはこの言葉をきっかけとして「座標の力」を発言し、物語は次の段階に進みます。
駐屯兵団のイアンからエレンとの関係を恋人だと言われた際に、照れながら返した一言です。言葉では家族だと否定しつつも、照れて赤面した表情からはまんざらでもない様子が見てとれます。幼少期からずっと一緒に過ごしてきたエレンは、ミカサにとって家族以上に特別な存在なのです。普段は強さや冷静さばかりに注目されがちなミカサの、女性らしく可愛らしい一面が見られる貴重なセリフだと言えるでしょう。
だれにも負けない強さや冷静さを持ち、時折女性らしい一面をのぞかせるミカサを演じるのは、石川 由依(いしかわ ゆい)です。彼女は6歳の頃より劇団ひまわりに所属し、多くの舞台・ミュージカルに出演してきました。高校生になると砂岡事務所に移籍し、2007年に『ヒロイック・エイジ』(2007)でアニメ声優デビュー。2014年には声優アワード助演女優賞を受賞した、実力派声優です。他にも、『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』(2018)や『けものフレンズ2』(2019)等多数の作品に参加しています。
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※本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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