耀哉は自身の命が後少ししか残されていないことを悟り、罠を仕掛けることを考えつきます。自身の屋敷に無惨が来ることを予感した耀哉は、妻と2人の子供たちと共に無惨を迎えうちました。
既に起き上がれないほど病が進行していた耀哉でしたが、無惨相手に少しも臆することなく彼に静かに語り掛けます。人の想いは永遠であるのに比べ、鬼は無惨が死ねばすべて滅びることを滔々と語りました。
そして無惨が遂に耀哉を手にかけようとしたとき、耀哉は妻、長女・次女と共に自爆して果てたのです。
なぜ耀哉が妻や幼い子供2人を道連れにして自爆するという道を選んだのかは、作中では語られていません。妻や子供たちが共に自爆することを承知していたのか、それともはっきりとは察していなくても、夫や父と一緒にいる道を選んだのかは分からないままでした。
しかし彼らは産屋敷家の宿願をはっきりと理解しており、病床に臥している耀哉が一人でいると無惨に怪しまれるということを分かっていたのかもしれません。いずれにせよ、無惨を殺す、それが無理でもできるだけダメージを与えるという覚悟を感じるシーンでした。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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