累は下弦の鬼のなかでもとくに無惨から気に入られており、他の鬼に力を分け与えることを許されています。また、擬似家族に加える際には、顔を自身と同じように変えさせていました。では、彼の擬似家族構成とそれぞれの能力について見てみましょう。
母役の鬼は蜘蛛の糸を相手に付けることで、まるで操り人形のように操作することができます。炭治郎らの前に派遣された鬼殺隊士たちの多くがこの糸に操られ、互いに殺し合いをしました。その後、鬼殺隊士たちに炭治郎と伊之助を襲わせますが、伊之助の野性的な感覚により居場所を知られ、炭治郎の慈悲の斬撃で優しく頸を落とされます。
父役の鬼は、全身が筋肉の鎧に覆われたパワーファイターです。炭治郎、嘴平伊之助(はしびら いのすけ)と対峙したとき、炭治郎を軽々と空の彼方に吹き飛ばしていました。その後、ひとりきりになった伊之助をボコボコにし、止めを刺そうとしていたところ、水柱・冨岡義勇(とみおか ぎゆう)が駆けつけてあっさりと頸を落とされます。
姉役の鬼は相手を捕らえて、じっくりと溶かす「溶解の繭」を使います。鬼殺隊士を繭玉に閉じ込めていたところ、蟲柱・胡蝶しのぶ(こちょう しのぶ)と遭遇し、勝てないと悟ると命乞いをしますが、しのぶの鬼をも殺せる毒を受けて息絶えました。
兄役の鬼は人間の顔に蜘蛛の身体と面妖な姿で、相手を蜘蛛の姿にする毒をもちます。また、毒を受けると時間とともに手足の痺れ、めまいに吐き気、激痛が現れ、最後は知性を失うとのことで、遭遇した我妻善逸(あがつま ぜんいつ)を恐怖のどん底に落としていました。ただ、恐怖のあまり気絶した善逸の雷速の剣技に頸を落とされます。
累は他の鬼に力を分け与え、自身を守らせるだけではありません。むしろ、戦闘力は彼がもっとも高いのです。塁が扱うのは「蜘蛛の糸」。それも、鋼のように鋭く、強靭な糸です。それこそ、日輪刀を容易く切り裂くほど。では、糸を扱う彼の血鬼術をご説明します。
糸を蜘蛛の巣状に展開し、相手に飛ばすことで身体をバラバラにする術です。
蜘蛛の糸を編み込むことで籠状にして相手を閉じ込め、範囲を狭めて切り刻む術です。
最高硬度の糸を渦のように編み込み、回転させながら相手に飛ばす術です。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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