本作の主人公で、ナノメットの治癒能力を研究している優秀な科学者。父デヴィッドが自らの身体を実験台として行った研究の代償として、ブルースの身体には変異遺伝子が遺伝してしまいました。そしてガンマ線を浴びたことをきっかけとし、感情の高ぶりと共にハルクに変身する身体になってしまいます。少々内向的ですがおとなしい性格です。
<エリック・バナの主な出演作品>
チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼(チョッパー・リード役/2002年)
ディアマイファーザー(ロムルス役/2007年)
ブルースの父で科学者。以前は軍で遺伝子の研究をしていましたが、危険だと判断されたことから中止となってしまいました。しかしどうしても諦められないデヴィッドは秘密裏に研究を続け、息子のブルースが自身の研究における完成体だと気付いてからは監視を続けています。
<ニック・ノルティの主な出演作品>
サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方(トム・ウィンゴ役/1991年)
白い刻印(ウェイド・ホワイトハウス役/1998年)
アメリカ軍の将軍。かつてデヴィッドが行っていた遺伝子研究を危険だと判断し、中止したうえにデヴィッドを拘束しました。そのため、デヴィッドの息子ブルースにも不信感を抱いています。仕事に傾倒するあまり、娘のベティとの関係はあまりうまくいっていません。
<サム・エリオットの主な出演作品>
明日に向かって撃て!(カード・プレイヤー役)
ゲティスバーグの戦い/南北戦争運命の三日間(ジョン・ビュフォード役/1993年)
ブルースと共に働く科学者で元恋人。ロス将軍の娘でもあります。幼い頃に父親と触れ合うことがなかなかできなかったことが、大人になってからも心の傷となっていました。ハルクと化したブルースを気にかけ、爆発に巻き込まれて行方不明になったブルースの生存を信じ続けています。
<ジェニファー・コネリーの主な出演作品>
ビューティフル・マインド(アリシア・ナッシュ役/2001年)
砂と霧の家(キャシー・ニコロ役/2003年)
本作に注目すべき理由の1つが、『ハルク』としては初の映画化作品であるということです。コミックスで人気を博した『ハルク』の実写化は1978年のテレビドラマが初であり、本作はそれ以来25年ぶりの実写化作品ということになります。スクリーンの中で縦横無尽に暴れまわるハルクの雄姿を見られるというだけで、ファンにとってはとても注目度が高い作品だと言えるでしょう。
本作の見どころは何と言っても、ハルクの大迫力なアクションシーンです。目の前にある物をとにかくなぎ倒し、凄まじいパワーで暴れまくるハルク。ある時は車を一瞬にしてスクラップにし、ある時は戦車の砲台を簡単に引きちぎってしまいます。圧倒的な力だけを武器に大暴れするヒーロー像は他の作品にはなく、普通のヒーロー作品では味わえない爽快感を得ることができるでしょう。
優秀な科学者のブルースが、緑の巨人ハルクに変身していくシーンも、本作の見どころの一つです。靴や服を筋肉で破り、苦しそうに暴れまわりながら変身していくハルクの姿は、ヒーローというよりほぼ怪物。ブルースの優しい表情とハルクの眼光の鋭さとのギャップも加わって、威圧感や恐ろしさまで感じさせます。2003年の作品ですが、古さや不自然さなどは感じさせないCGは見事です。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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