本作は完全に宇宙を舞台に物語が進んでいくため、これまで地球での事件を中心に描いてきたMCUシリーズとは一線を画します。
地球人である母の血を引いた主人公クイル以外は、敵も味方も全員宇宙人であり、見た目も背格好もバラバラです。また、ブルー・スウェードの名曲「ウガ・チャカ」をはじめとする劇中歌も印象的な曲ばかりであり、本作のユニークな世界観を創り出しています。
これまでのMCU作品とは一線を画すものの、これから先のMCU作品を語るうえでは欠かせないのが本作です。アベンジャーズの宿敵であるサノスが本格的に登場し、MCUにおいて重要なカギを握る「インフィニティストーン」の争奪戦が始まります。今後宇宙規模の戦いが当たり前になるMCUシリーズを楽しむのであれば、本作は見逃すことのできない作品だと言えるでしょう。
本作を魅力的な作品にしている要素の1つは、間違いなく主人公クイルの存在だと言えるでしょう。「幼少期に宇宙人に誘拐されて盗賊に育て上げられた」という壮絶な過去を持っているにもかかわらず、クイルはどんな時でも明るさを失いません。本作の黒幕ロナンと対峙した時にも余裕のダンスを見せるなど、「頼りないけれど、なぜか頼りになる」主人公として大注目なのです。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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