本作の主人公で妖精の国の守護者。前作では人間の男性と恋に落ちるも、裏切られたためにその娘であるオーロラに呪いをかけましたが、真実の愛に気付いて自ら呪いを解きました。今作ではオーロラの結婚相手であるフィリップ王子の母イングリス王妃の罠にかかり、オーロラとの仲を引き裂かれてしまいます。
<アンジェリーナ・ジョリーの主な出演作品>
トゥームレイダー(ララ・クロフト役/2003年)
Mr.&Mrs. スミス(ジェーン・スミス役/2005年)
フリップ王子の母でアルステッド王国の王妃。幼い頃の恐怖体験から、妖精をひどく憎んでいます。妖精の国を滅ぼすために、妖精をさらってはモルモットのように扱って実験を行い、対妖精用の兵器を秘密裏に開発していました。妖精であるマレフィセントを罠にはめて、オーロラとの仲を引き裂きます。
<ミシェル・ファイファーの主な出演作品>
危険な関係(トゥルーベル夫人役/1988年)
恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ(スージー・ダイヤモンド役/1989年)
ムーア国のステファン王の娘。前作では妖精の国と人間の国両方の女王になりました。今作ではフィリップ王子との結婚を決めたことにより、イングリス王妃の陰謀に巻き込まれてしまいます。イングリス王妃の罠によってマレフィセントとの仲が悪くなりますが、後に誤解だったことに気付きます。
<エル・ファニングの主な出演作品>
ネオン・デーモン(ジェシー役/2016年)
ティーンスピリット(ヴァイオレット・ヴァレンスキ役/2018年)
アルステッド王国の王子。前作ではキスによってオーロラ姫の呪いを解くことができませんでしたが、今作ではついに恋が実り、オーロラ姫と結婚することになります。母であるイングリス王妃の暴走によって人間と妖精の闘争が始まってしまった時には、両種族が殺しあうことに胸を痛め、共存の道を探ることを訴えていました。
<ハリス・ディキンソンの主な出演作品>
ブルックリンの片隅で(フランキー役/2017年)
キングスマン:ファースト・エージェント(コンラッド役/2020年)
本作は原作から数年後を描いた、完全オリジナルストーリーです。前作は1959年に公開された『眠れる森の美女』を基本としてマレフィセントを中心にしたストーリーであり、アニメ版との違いや共通点を探すことも楽しみ方の1つでした。しかし本作は最初から最後まで全く新しいストーリーであり、新鮮な気持ちでマレフィセントという妖精の物語を楽しむことができるのです。
本作のテーマは、前作同様「真実の愛」です。人間と妖精はちょっとした誤解・勘違いをきっかけとして憎しみあい、争いを始めてしまいます。人間は妖精を倒すための兵器を創り出し、妖精も強力な魔法で応戦しますが、それでも最後に勝つのはやはり愛なのです。マレフィセントとオーロラの血のつながりや種族のつながりを超えた愛の力が最後に見せる奇跡は、必見でしょう。
本作の見どころには、やはり素晴らしい映像美も挙げられます。マレフィセントが立派な翼を広げて大空を舞う姿は前回同様に素晴らしく、魔法を使っての戦闘シーンは迫力満点です。また、本作では場面やキャラクターに応じて使い分ける多彩な色彩も注目でしょう。優しく・美しく成長したオーロラ姫の柔らかなピンクのドレスやマレフィセントの定番といえる緑のオーラなど、色彩の使い分けに注目すると本作をより楽しめるでしょう。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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