本作の主人公。妖精の国「ムーア」の守護者であり、本来は心優しい妖精でした。人間の王子ステファンと恋に落ち、永遠の愛を誓いますが裏切られてしまいます。ステファンへの憎しみからオーロラに呪いをかけますが、真っすぐに成長していく彼女を見守っていく内に、真実の愛に気付かされていくのです。
<アンジェリーナ・ジョリーの主な出演作品>
ジョージ・ウォレス/アラバマの反逆者(コーネリア・ウォレス役/1997年)
トゥームレイダー(ララ・クロフト役/2001年)
人間の国の王。妖精の国に忍び込んで宝石泥棒をしようとした際にマレフィセントと出会い、恋に落ちました。しかし自らの欲に負けてマレフィセントを殺そうとしたことから、娘のオーロラに呪いがかけられてしまいます。オーロラの誕生日が近づくにつれ、マレフィセントの呪いに対抗すべく国中の糸車を集めて燃やすなど、徐々に精神が病んでいくことに。
<シャールト・コプリーの主な出演作品>
エリジウム(クルーガー役/2013年)
チャッピー(チャッピー役/2015年)
マレフィセントに呪いをかけられた美しい姫。「16歳の誕生日までに真実の愛のキスを受けなければ、糸車のはりに指を刺して永遠の眠りにつく」という呪いをかけられています。マレフィセントの呪いから逃れようとした父ステファン王の命により、3人の妖精の元で育てられました。
<エル・ファニングの主な出演作品>
ネオン・デーモン(ジェシー役/2016年)
ベンジャミン・バトン 数奇な人生(幼い頃のデイジー役/2008年)
隣国の王子。ステファン王への謁見の道中で道に迷い、森の中で暮らすオーロラ姫と出会って恋に落ちます。真実の愛のキスでオーロラを永遠の眠りから目覚めさせるためにマレフィセントが城に連れていきますが、彼のキスを受けてもオーロラが眠りから覚めることはありませんでした。
<ブレントン・スウェイツの主な出演作品>
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(ヘンリー・ターナー役/2017年)
キング・オブ・エジプト(ベック役/2016年)
本作で描かれるのはディズニー作品お約束の「真実の愛」ですが、王子と姫の恋愛物語では全くありません。本作における真実の愛は、悪役であるはずのマレフィセントの愛情なのです。美しい妖精として登場したマレフィセントの姿は、名作アニメに登場した意地の悪そうな魔女とは全く違います。心優しい妖精の国の守護神が人間との愛に目覚め、最後にまた人間によって真実の愛に気付かされる。それが本作のテーマだと言えるでしょう。
本作は不朽の名作アニメ『眠れる森の美女』を悪役マレフィセントの目線から再構築した物語です。そのため、アニメ版と同じ部分や異なっている部分に注目して本作を見ると、より楽しむことができるでしょう。例えばオーロラの洗礼式におけるマレフィセントのセリフはアニメと似ていてファンには嬉しい点です。逆に3人の妖精やフィリップの作中における扱いが違う点などは、本作のテーマを考えると逆に興味深いと言えるでしょう。
本作がアニメ版と大きく異なる点として取り上げたいのが、マレフィセントの相棒であるカラスの活躍です。アニメ版では名前も与えられてなかったカラスですが、本作では「ディアヴァル」との名前をもらっていました。ディアヴァルは人や狼など様々な生き物に化けて、マレフィセントを手助けします。そして最後には何と、マレフィセントの見せ場と言っても良いはずのドラゴンにも、彼女の代わりに変身してしまうのです。
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DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
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Asahi
DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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