グルートは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の一員で、樹木型ヒューマノイドです。「僕はグルート」としか話すことができませんが、相棒のロケットだけは彼の言いたいことが分かります。
樹木の身体には火に対する耐性があり、伸縮自在です。不器用ですがとても優しい性格で、惑星ザンダーでの戦いで仲間を救うため犠牲になってしまいました。その後はベビーグルートとして復活し、再び「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の一員として活躍します。
グルートを演じているのは『ワイルドスピード』シリーズのドミニク役や『トリプルX』(2002)のザンダー役で知られる、ヴィン・ディーゼルです。
一方の日本語吹き替え版声優は、『その男、凶暴につき』(1989年)や『20世紀少年』シリーズに出演した俳優の遠藤憲一が担当しています。
マンティスは色白な肌と大きく黒めがちな目、2本の触角が印象的な「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のメンバーです。元々はピーター・クイルの父エゴに拾われて彼の世話係を務めていました。長い間、エゴと2人だけで過ごしてきたため、人との接し方が分からず、空気が読めない「不思議ちゃん」です。
特殊能力「エンパシー」を持ち、相手に触れることで感情を読み取り、操ることができます。また、見た目は非常に華奢で自分から戦闘に参加することはあまりありませんが、実は驚くほど頑丈です。
マンティス役のポム・クレメンティエフは、『オールド・ボーイ』(2013)でハリウッドデビューをし、『ハッカーズ・ゲーム』(2015)への出演でも知られています。
日本語吹き替えを担当したのは、女性アイドルグループAKB48の元メンバーで現在は女優・タレントとして活躍する秋元才加です。
ネヴュラはサノスの養女としてガモーラと共に育てられたルフォモイド人の女性です。いつもサノスの命令でガモーラと戦い、負けるたびに身体の一部をサイボーク化され続けた壮絶な過去を持ちます。
ガモーラと同様に高度な戦闘技術を持ち、サイボーグとなったことで超人的な頑丈さや自己修復能力、俊敏さを身につけました。また、見た映像を録画する機能を持ち、宇宙船の運転もこなします。
当初はロナンの部下としてクイルやガモーラ達と対立しますが、物語の進行とともにガモーラを助けるようになりました。
ネヴュラを演じたのは、『ザ・サークル』(2017)や『ジュマンジ』シリーズ(2017~)に出演したカレン・ギランです。
日本語吹き替え声優は、『アメイジング・スパイダーマン』(2012)や『ウォール・ストリート』(2010)等に声の出演をした森夏姫が担当しました。
ヨンドゥ・ウドンタは、惑星「ケンタウリⅣ」出身の戦士で、宇宙海賊「ラベジャーズ」のリーダーです。地球に住んでいたクイルをさらい、父親代わりとして育ててきました。青い肌とトサカのような赤いヒレが特徴的な人物です。
第六感を使うことで他の生命体と同調することができ、「ヤカ」と呼ばれる矢を口笛で自由自在に操って戦います。クイルと敵対することもありましたが、彼に対する愛情はとても深いものです。
ヨンドゥを演じたのは俳優のマイケル・ル―カーで、他には『ジャンパー』(2008)のウィリアムや『ヘンリー』(1986)のヘンリー・リー・ルーカス等も演じました。
日本語版吹き替えは、『テッド』シリーズのガイや『Ray/レイ』(2004)のジョー・アダムス役に声を当てた声優の立木文彦です。
テイザーフェイスは長く伸ばしたヒゲと恐ろしい風貌が印象的な宇宙海賊「ラベジャーズ」のメンバーで、ヨンドゥの部下に当たります。
クイルに対して何かと甘い態度をとるヨンドゥに反発し、反乱を起こしました。ヨンドゥを捕らえて彼に味方した者を容赦なく殺害しましたが、最後は脱走したヨンドゥに倒されてしまいます。
テイザーフェイスを演じたのは『ハイウェイの彼方に』(2019)に出演し、『コンシューミングスピリッツ』(2012)では監督も務めたクリス・サリヴァンです。
日本語吹き替え版はアニメ『ジャスティスリーグ』シリーズのアクアマン役や『パールハーバー』(2001)のジャック役の吹き替えをした声優の廣田行生が担当しました。
タルクは宇宙海賊「ラベジャーズ」のベテランメンバーで、ヨンドゥの部下です。ヨンドゥのことを非常に慕っており、テイザーフェイスが反乱を起こした際にも裏切りませんでした。しかしヨンドゥに忠誠をつくしたためにテイザーフェイスの怒りを買ってしまい、宇宙空間に放り出されて死亡してしまいます。
ガンベルトにロングコートを合わせた、いかにも無法者という感じの風貌です。
タルクを演じたのはトミー・フラナガンで、彼は『エイリアンvsプレデター』(2004)や『グラディエイター』等にも出演経験があります。
また、日本語版吹き替えを担当したのは、『メン・イン・ブラック3』(2012)や『ローンレンジャー』(2013)の吹き替えに参加した経験もある隅本吉成です。
クラグリン・オブフォンテリは宇宙海賊「ラベジャーズ」の一員です。ヨンドゥの側近としていつも彼と行動を共にしており、クイルがロナンを倒した時には称賛する場面もありました。
彼もクイルへ甘いヨンドゥに対して若干の不満があり、テイザーフェイスの反乱時にはヨンドゥの力になりませんでした。しかしテイザーフェイスのやり方に反発してヨンドゥを助け、その後は再び彼に忠誠を誓います。
クラグリンを演じたのは『サラリーマン・バトル・ロワイアル』のマーティを演じたショーンガンで、彼はロケットのモーションキャプチャーも担当しました。
日本語吹き替え版の声優を務めたのは、『トランスフォーマー』シリーズでケイド・イェーガー役の吹き替えも担当している土田大です。
ロナン・ジ・アキューザーはクリー帝国のリーダーであり、自分の父・祖父を死に追いやったノバ帝国を恨み滅ぼそうとしている冷徹な人物です。
ノバ帝国壊滅のためにサノスと密約を結び、ガモーラとネヴュラを手下にしてクイルから盗まれたオーブを奪おうとします。しかしオーブの中に強大な力を持つインフィニティ・ストーンが存在することを知ると、サノスとの密約を破り、ストーンを自分のものにしようとしました。
ロナンを演じたのは『ホビット』シリーズ(2012~)のスランドゥイル役や『リヴォルト』(2017)のボー役などで知られるリー・ペイスです。
また日本語吹き替えは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)でケイナン・ジャラスの吹き替えをした声優の白熊寛嗣が担当しました。
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DIGLE MOVIE編集部
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Asahi
DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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