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2023.10.02更新

映画『スター・ウォーズ』のシリーズに登場するキャラクターレイ 全世界が待ち望んだニューヒロインをご紹介

40年以上にもわたって世界中のファンから愛され続けている超大作。ここでは『スター・ウォーズ』シリーズの主要キャラから、続3部作(エピソード7~9)の主人公レイの魅力やキャストについてご紹介します。

レイのキャスト、声優をご紹介

デイジー・リドリー

レイ役を射止めたのは、イギリス人女優のデイジー・リドリーです。2013年に女優としての活動を始めたデイジーは、2015年にレイ役で『スター・ウォーズ』に出演するまでロンドンのパブを2つ掛け持ちで働いていました。そしてレイを演じるようになってからも2016年にはオープンユニバーシティで社会科学の学士号取得を始めるなど、非常に勤勉な人物です。

また、彼女はスタジオジブリの長編アニメ映画『おもひでぽろぽろ』が2016年に公開された際、主人公岡島タエ子の英語声優を務めたことでも知られています。

永宝千晶 

レイの日本語声優は、声優・女優の永宝千晶です。彼女は2006年に初舞台となる『リア王』に出演。その後も2007年に『ハムレット』、2009年に『テンペスト』など数々の作品に出演し続けています。

柔らかで美しい声質を活かして声優としても活動しており、『グリーン・インフェルノ』(2013)のジャスティン役や『マレフィセント2』(2019)のゲルダ役を演じました。また、レイ役のキャストであるデイジー・リドリーが出演している『オリエント急行殺人事件』(2017)でも、彼女が演じるメアリ役の日本語吹き替えを担当しています。

レイはシリーズ初の女性主人公!

レイは『スター・ウォーズ』シリーズにおける初の女性主人公として知られています。彼女は両親に捨てられた孤独の中で1人きりだったにもかかわらず生き延びました。そして反乱軍と出会ってからは、フォースの力を開眼させて更にたくましさを増していくのです。彼女はジェダイとしての本格的な修行を受ける前から強力なフォースを使いこなし、負傷していたとはいえダークサイドの力を利用するカイロ・レンを打ち破りました。

また、身体的にタフなだけでなく、スマートさも持ち合わせているのが、彼女の魅力だと言えるでしょう。ゴミ山にあるような廃物をスピーダー(スピードに特化した飛行船)に変える工学的技術や、ミレニアムファルコンを初見で乗り回してしまう様子は、若かりし頃のアナキンを彷彿とさせます。

彼女の強さを支えているのは、どんな困難な状況にも希望を失わない精神力や度胸、そして大胆さです。彼女はダークサイドに堕ちてしまったカイロ・レンを最後まで信じ、救おうとしていました。

レイは現代女性が憧れる新たなヒロインであるだけでなく、性別を超越した新たな形のヒーローでもあると言えるのではないでしょうか。

レイの行動には旧3部作のルークを思い起こさせる演出が沢山ある

レンの行動や彼女を描く描写には、旧三部作(エピソード4~6)のルークへのオマージュと思われるものがふんだんに込められています。

まずファンの間でもよく言われている、レイがルークからジェダイの修行を受ける流れが、かつてルークがヨーダから修行を受けた流れに似ていることです。また、エピソード9で彼女がヘルメットを目隠しとして被りトレーニングをする様子は、エピソード4でルークがミレニアムファルコンの中で行っていた訓練に似ていました。

また、同作エピソード9には、海に覆われた衛星ケフ・バーの「第2デス・スター跡地」で、レイがダークサイドに堕ちた自身の姿と対決するシーンがあります。こちらはエピソード5にてダゴバにある、ダークサイドの洞窟でルーク・スカイウォーカーがダース・ベイダーの影と対決したシーンを思い起こさせるでしょう。

レイとルークの共通点に注目しながら『スター・ウォーズ』シリーズに触れることで、新たな楽しさを見つけられるかもしれません。

熾烈を極めたレイ役のオーディション

『スターウォーズ・トリロジー』待望の新作である続3部作(エピソード7~9)の主人公であるレイ役のオーディションは熾烈なものだったと言われています。

世界中の女優がレイ役を射止めるために参加しており、その中には有名女優の名前も多数あったそうです。

たとえば、アカデミー賞ノミネート経験を持ち、『レディ・バード』(2017)でゴールデングローブ主演女優賞を受賞したシアーシャ・ローナンも参加していました。

シアーシャは、「自分の知っている役者たちは皆同じ役を狙っていた」と語っており、レイ役オーディションの倍率の高さがうかがい知れます。

また、エピソード8にてレジスタンスのパイロットであるジェシカ・パヴァ役として出演したジェシカ・ヘンウィックも、レイ役のオーディションを受けた女優の1人です。

ジェシカは最終候補にまで残り、監督のJ・J・エイブラムスが彼女のために新たなキャラを作ったと言われています。

そうそうたる実力は女優が参加する中、当時は無名の女優だったにもかかわらずレイ役に抜擢されたデイジーは、よほど高い演技力とレイへの適性を持っていたと言えるでしょう。