出久が雄英に戻り、ヴィランたちとの最終決戦に向けて決意を新たにする1年A組とヒーローたち。そんな中、アメリカが誇るNo.1ヒーロー、スターアンドストライプが日本に向かいます。
しかし、そこに彼女の”個性”新秩序(ニューオーダー)を狙う死柄木弔が立ち塞がり、激闘の末、スターは命を落としてしまいます。しかし、死に際に彼女が与えた「“個性”は反発し合う」というルールにより、死柄木は多くの“個性”を失い弱体化。出久らに総力戦までの猶予期間が生まれます。
一方、出久はこれまで雄英の情報をオール・フォー・ワンに提供していた内通者が青山優雅だったことを知ります。彼は、オール・フォー・ワンから”個性”を与えられており、両親共に言いなりになっていたのでした。
身柄を拘束され、自責の念に押し潰される青山に対し出久たちは友として手を差し伸べ、相澤は青山がこちら側にいることを逆手に取りオール・フォー・ワンをおびき出す作戦を提案します。
雄英高校を離れ仮設要塞トロイアに移動した出久たち。留置所から釈放された青山が出久を外に呼び出すと、そこに作戦通りオール・フォー・ワンが現れます。囚えた黒霧の”個性”「ワープゲート」を物間寧人が「コピー」してヴィランたちを分断させる作戦により、日本各地で戦いが幕を開けるのでした。
雄英高校上空に浮かぶ「天空の棺」にワープさせた死柄木は、出久らが対峙する作戦だったものの、肝心の出久がいません。出久はトガヒミコによって遠く離れた奥渡島に連れ去られていたのでした。
出久が不在という誤算を抱えつつ、ヒーローたちは死柄木と戦闘を開始。相澤の”個性”「抹消」により死柄木の”個性”「崩壊」は辛うじて無効化されていますが、無数の指が生える異様な風貌と驚異的なパワーでヒーローたちを圧倒します。
一方、奥渡島では、トガに歪んだ好意を寄せられていることを知って出久は動揺するものの、お茶子と蛙吹梅雨の助けもあり自力で島を脱出し、一刻を争う思いで「天空の棺」へと急ぎます。
同じ頃、神野区では轟焦凍と兄・燈矢=荼毘との直接対決が開始。荼毘は自らの過去を語り、焦凍に私怨の炎をぶつけますが、それに対し焦凍は新技で立ち向かい荼毘を止めることに成功します。
荼毘を確保したという一報は、各地で戦うヒーローたちに勇気を与えました。一方で、息子同士の戦いに複雑な思いを抱くエンデヴァーは、オール・フォー・ワンの挑発に耐えながらホークスと力を合わせて巨悪に立ち向かうものの、重傷を負ってしまいます。そこに駆けつけたのは、耳郎響香と常闇踏陰でした。
オール・フォー・ワンの攻撃で片耳を負傷した耳郎ですが、彼女が与えた攻撃が相手の”個性”に予期せぬ事態を起こします。すかさずホークスと常闇が連携しオール・フォー・ワンの弱点であるマスクを破壊します。
さらに、エンデヴァーも再び立ち上がり、捨て身の覚悟でオール・フォー・ワンに突進し肉体は粉々になったかのように見えましたが、エリの“個性”から生成した薬でオール・フォー・ワンは自身の肉体を若返らせていくのでした。
一方、「天空の棺」では出久が来るまでの間、状況を打破するべく爆豪が死柄木に大技を放つものの、効果は限定的だった上、死柄木の一撃により心臓が停止してしまいます。
「天空の棺」に到着した出久は、爆豪をはじめとするボロボロになった仲間たちを目にし、怒りに打ち震えます。温存していたワン・フォー・オール2代目継承者の“個性”を発動させぶつかり合った結果、死柄木はオール・フォー・ワンの支配から逃れ自らの人格を顕在化させ、出久と対峙することになったのでした。
セントラル病院前では、スピナー率いる異形系の“個性”を持つヴィランや市民たちが、その姿形ゆえに迫害されてきた恨みを爆発させながら、黒霧奪還のため病院へ突進します。障子目蔵らの制止もむなしく、黒霧の”個性”「ワープゲート」が放たれてしまうのでした。
トガはトゥワイスの血を使って「変身」し無限増殖すると、「ワープゲート」で各地に分身トゥワイスを出現させます。それにより「天空の棺」では死柄木に対する「抹消」が解かれてしまいます。さらにスケプティックに雄英のシステムがハッキングされ、「天空の棺」は落下。間一髪のところで、ジェントルやラブラバ、レディ・ナガンの加勢により、なんとか崩壊を免れます。
復活した荼毘は、体の中に直径約5kmを焼き尽くすほどの超高熱エネルギーを溜め込んだままエンデヴァーの元へワープしますが、轟家全員で荼毘と向き合い、超高圧熱爆発を阻止しました。
群訝山荘跡地では、オール・フォー・ワンが巻き戻しによってどんどん若返っていき、士傑高校のヒーローたちも応戦に駆けつけたものの、力と勢いを増すオール・フォー・ワンには誰も歯が立ちません。
トガと群訝山荘跡地へワープしたお茶子は、パワーアップした”個性”により、大量のトゥワイスを宙へ浮かせます。変身のタイムリミットを迎えた後、分身トゥワイスは全滅しました。トガにナイフで刺されたお茶子は瀕死状態に陥りますが、お茶子の言葉に心を動かされたトガは自らの命と引き換えに彼女に自分の血を輸血するのでした。
一方、オールマイトは、1年A組生徒たちの能力が搭載されたスーツを装着し“アーマード・オールマイト”として死柄木の元へ向かおうとするオール・フォー・ワンの前に立ちはだかります。
『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』の放送も発表されています。最終章となるシーズン8では、出久VS死柄木、オールマイトVSオール・フォー・ワンの最終決戦が描かれます。今後の展開にも目が離せません。
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DIGLE MOVIE編集部
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Asahi
DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。