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2023.12.20更新

『進撃の巨人』全シーズンあらすじ・主要キャラクターまとめ(ネタバレあり)

巨人と人類の壮絶な戦いを描いた『進撃の巨人』全シーズンのあらすじと主要キャラクターをご紹介!

『進撃の巨人』シーズン4 The Final Season Part1 前編 あらすじ(原作コミックス第23巻〜第29巻)

『進撃の巨人』シーズン4 1話〜8話

エレンたちが壁の外の世界を見ていた頃、海の向こう側ではマーレ軍と中東連合の戦争が勃発していました。

4年にも及んだ戦争は、最前線で戦う少年兵たちの奮闘もあり、マーレ軍の勝利で幕を閉じるものの、戦乱の最中で鎧の巨人(ライナー)が獣の巨人(ジーク)を敵艦の砲撃から庇った際に、鎧が打ち砕かれ、あわや鎧の巨人の力が失われてしまう窮地に陥ります。

鎧も獣も無事にマーレに帰還しますが、戦争終結に4年もの歳月を費やしたこともあり、他国では「人類の英知は遂にマーレの鎧を砕くまでに至った」と報じられ、人類の力が巨人を超える日が近付いてきていました。

戦争が終わり、故郷に帰ったライナーは母と再会し、戦士候補生となってからの日々を振り返ります。

母国では戦士として称えられるライナーですが、これまでに多くの仲間を失い、エレンたちを裏切って一人生き残った彼は、既に心身ともに限界を迎えつつあるのでした。

自死すら考えるライナーでしたが、自分の次に鎧の巨人を継承する候補として奮闘する、戦士候補生のガビやファルコを残したままで、身勝手に死ぬことは許されないと気付き、更に苦悩します。

そんな中、ファルコはクルーガーを名乗る男と出会い、家族に無事を伝えるための手紙を託され、これを届けます。

しかし、クルーガーの正体はエレンであり、この手紙はエレンがパラディ島からの増援を呼ぶためのものだったのです。

レベリオ区でヴィリー・タイバーがパラディ島への宣戦布告を演説するその日、ライナーはファルコに連れられて向かった地下室で、エレンとの再会を果たします。

外には出店が立ち並びお祭りムードの中、自らの手を切り付けたエレンに地上の仲間を人質に取られたライナーは、エレンへの謝罪を繰り返し断罪を求めます。

しかし、エレンはそれに応じず、増援として呼び寄せた調査兵団と共に強襲を行い、演説中のヴィリー・タイバーを殺害してしまうのでした。

こうして混乱のままに始まった、パラディ島と外の世界との全面戦争は、民間人を含めた多数の死傷者を出すに至ります。パラディ島勢力の被害は最小限ではあるものの、これを受けてミカサはエレンにもう取り返しが付かないと伝えました。

戦鎚の巨人の力を奪取したエレンを拘束した後に、パラディ島へと引き上げる調査兵団。エレンの計画は無事に果たされたように思われましたが、仲間を殺された怒りで飛行船へと飛び込んできたガビにより、なんとサシャが銃殺されてしまうのでした。

『進撃の巨人』シーズン4 The Final Season Part1 後編 あらすじ(原作コミックス第23巻〜第29巻)

『進撃の巨人』シーズン4 9話〜16話

3年前──マーレからパラディ島へと送り込まれた先遣隊は、船ごと捕虜として捕らえられてしまいました。マーレとの交渉を試みるハンジとリヴァイでしたが敢え無く交渉は決裂。しかし、マーレ軍のイェレナが上官を銃殺したことにより、先遣隊一行はそのままパラディ島勢力の協力者として迎え入れられることになりました。

イェレナやオニャンコポンの介入により、マーレの技術を知ったパラディ島勢力は、島の外で起きている世界の情勢をも知ることになります。

イェレナたちはマーレに故郷を奪われたことにより、マーレに恨みを持つ諜報員であり、このままパラディ島に義勇兵として留まることになりました。

こうして島の外で生きる人々との交流を持ち、文化を知り、分かり合うことで、調査兵団の面々はそれぞれに希望を見出していました。

しかし、イェレナの背後に獣の巨人──ジークの存在があることを知り、パラディ島内では彼らの提案に乗るべきか意見が割れてしまいます。

ジーク曰く、すべてのエルディア人を救済する秘策があり、そのためには始祖の巨人、王家の血を引く巨人の両方が必要であり、その秘策を渡すのはすべての条件が整った後であるというイェレナの主張を、他でもないエレンが肯定するものの、今までエレンがその情報を隠していたこともあり、やはり賛否は両論です。

義勇兵の持つ無線通信に頼らなければ、島の外の情勢窺い知ることも叶わないパラディ島勢力にとって、義勇兵を失う訳には行きません。

しかし、それから3年が過ぎた現在、ジークへの牽制を目的に義勇兵は人質として牢に入れられ、エレンもまた懲罰房に囚われていました。

レベリオ区への襲撃と言う独断行動を取ったエレンを前にして、ミカサはエレンを信じようと主張するものの、104期生の仲間たちはエレンへの疑心暗鬼を募らせてしまいます。

エレンへの面会も叶わない中、その不安は104期生のみに留まらず、パラディ島全体に及びやがて内乱を呼ぶのでした。

ザックレー総統が暗殺されたことで混乱する最中、エレンは脱獄。更には、調査兵団の新兵を中心としたイェーガー派の兵士たちが大量に離反しました。これにより既にエレンへの勝機が薄いと察した兵団は、エレンへの交渉を望み行動を開始します。

作戦行動中、ニコロの働くレストランにハンジ一行は向かいますが、同時刻、レストランにはガビとファルコを連れたブラウス一家が訪れていたのでした。

マーレに戻るためニコロに接触を図るガビとファルコですが、ガビがサシャを射殺をしたことを知ったニコロは激昂し、ガビに殴りかかります。ガビを庇いワインボトルで殴られたファルコは、この際にジークの脊髄液入りのワインを口にしてしまいました。

一方のリヴァイはイェーガー派への牽制のためジークの処分を試みるものの、ジークの脊髄液入りのワインは既に兵団内部に流通しており、ジークの叫びでリヴァイの部下全員が巨人化してしまいます。

リヴァイが足止めされている間にジークは逃亡するものの、すぐに追い付いたリヴァイに制圧され雷槍で拘束されますが、執念でこれを脱したジークにより爆発に巻き込まれたリヴァイも大怪我を負うことに。

偶然駆け付けたハンジがリヴァイを庇って川に飛び込み、そのままふたりは行方不明となります。

その頃、兵団本部では既に過半数が巨人へと変貌し、指揮官を大量に失った組織は半ば崩壊。104期生一行はイェレナよりジークの野望「安楽死計画」を聞かされていました。