現代からおよそ5000年前。ダークエルフの長マレキスは9つの世界が一直線に並ぶ「惑星直列」に合わせてインフィニティ・ストーンのエーテルを解放し、世界を闇で覆う計画を立てます。しかし当時のアスガルド王でオーディンの父ボーがこの陰謀を食い止め、マレキスは深い眠りに、エーテルは地下に封印されました。
そして現代。地球では原因不明の重力異常が発生し、天文学者のジェーンはロンドンで調査をしていましたが、時空の歪みに巻き込まれアスガルドの地下に飛ばされます。ジェーンはそこで封印されていたエーテルを身体に吸収してしまい、これによりマレキスも目覚めることに。
本作ではソーの弟でこれまで散々世界を危機に陥れてきたロキが、持ち前のうさん臭さを発揮して物語をかき回してくれます。ロキはアベンジャーズとのニューヨーク決戦に敗れた後ソーによって連行され、アスガルドに幽閉されていました。
しかしエーテルが解放されてマレキスが復活し、世界が危機に陥ったことでソーに協力することとなるのです。相手をだまして自分のペースにするのが得意戦法であるロキは、最初から最後まで敵か味方か分からない振舞いをしてストーリーを盛り上げてくれます。
世界の終末「ラグナロク」を起こそうとしたムスペルヘイムの王スルトを倒したソーは、アスガルドで好き放題をしていたロキを連れて地球にいるオーディンの元に向かいます。
しかし年老いたオーディンは「2人には死の女神である姉がいて、自分が死ぬことで彼女が復活してしまう」と伝え、そのまま亡くなってしまいました。その直後に死の女神ヘラは復活し、ソーとロキに襲い掛かります。ソーはヘラに応戦しますが、全く歯が立ちません。そしてソーは武器ムジョルニアを破壊され、宇宙の彼方へと吹き飛ばされてしまうのでした。
本作には主人公のソーや弟のロキはもちろん、その他にも沢山のキャラクターが登場します。ソーは吹き飛ばされた先の惑星でバトルロイヤルに参加するのですが、そこで王者として君臨していたのは、盟友ハルクでした。ハルクや女戦士ヴァルキリーを仲間にし、ロキとも再会して、ソーはアスガルドで待ち受ける死神ヘラの元へと向かいます。
他にもバトルロイヤルを主宰するグランドマスターやドクター・ストレンジなど、様々な重要人物が登場する楽しさが1つの要因となって、本作は人気を博しました。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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