まず、『ハリーポッター』シリーズを公開順に並べると、以下の通りです。
作品名 | 公開年 |
ハリー・ポッターと賢者の石 | 2001年 |
ハリーポッターと秘密の部屋 | 2002年 |
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 | 2004年 |
ハリー・ポッターと炎のゴブレット | 2005年 |
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 | 2007年 |
ハリー・ポッターと謎のプリンス | 2009年 |
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 | 2010年 |
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 | 2011年 |
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 | 2016年 |
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 | 2018年 |
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 | 2022年 |
次に、『ハリー・ポッター』の映画シリーズを時系列順に並べると、以下の通りです(カッコ内は公開年)。
時代はハリー・ポッターがヴォルデモートと戦う約70年前。1926年のアメリカは闇の魔法使いグリンデルバルドの脅威にさらされていました。
魔法動物学者のニュート・スキャマンダーは、トランクに入れていた魔法動物を逃がしてしまいます。さらにノー・マジ(普通の人間)であるジェイコブのトランクと取り違え、彼はトランクから出てきた魔法動物に襲われてしまいます。そしてニュートとジェイコブは、脱走した魔法生物を探しに街へと繰り出すことに。
その頃街では、若い魔法使いが魔力を抑えつけることで生まれる闇の力「オブスキュラス」による事件が多発していました。
本作は『ハリー・ポッター』シリーズファンが待ちに待った新作であり、時系列ではハリーポッターが生まれるずっと前の出来事を描いています。とても可愛らしい魔法動物が出てきて、子供も楽しめる今作。
前作『ハリーポッターと死の秘宝 PART2』等と比較すると非常に明るい雰囲気の作品ですが、意外にも「死」がテーマだと言われています。
原作者のJ・K・ローリングスは、「死」と向き合うことで「生」と向き合う大切さを、本作を通じて伝えようとしているのです。
深みのあるファンタジー作品の本作を、一度じっくり楽しんでみましょう。
闇の魔法使いグリンデルバルドはニュート達の活躍によって拘束されましたが、身柄移送中に逃亡してしまいます。そして彼は、純潔魔法使いを育成してノー・マジを支配する野望のため、パリを拠点に支持者集めを始めました。
一方、『幻の動物とその生息地』を書き上げたニュートは、ティナと交わした「新しい本が出来たら渡す」との約束を果たすため、魔法省にニューヨークへの渡航許可を申請します。
しかし過去にニューヨークで問題を起こしたことが原因で渡航が禁止されてしまいました。
そして魔法省は、ニュートの渡航の条件としてある取引を持ち掛けます。
本作では闇の魔法使いグリンデルバルドが大暴れしてくれます。前作では触り程度の活躍でしたが、本作では邪悪な野望のために動き回ってくれるのです。
彼を演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウや『シザーハンズ』の主人公シザーハンズを演じたことで知られる、俳優のジョニー・デップ。危険な雰囲気と得体のしれない魅力を持つグリンデルバルドを、見事に演じています。
ジョニー・デップ好きはもちろん、そうでない方も本作のグリンデルバルドは必見です。
時は1930年代、第二次世界大戦前の戦々恐々とした空気が漂う中、悪の魔法使いのグリンデルバルドはマグル(人間)との戦争を引き起こすために国際魔法使い連盟の次期代表選に出馬します。
しかし、国際魔法使い連盟の代表になるためには未来を透視する力があると言われる中国の伝説の魔法生物「麒麟」によって選ばれなくてはならないのです。
グリンデルバルドが闇の魔法を使って麒麟の子供を操ることを防ぐために、ダンブルドアはニュートとテセウス兄弟やジェイコブ、ユスフ・カーマら仲間たちを集めて決死の作戦を実行することになります。
本作ではこれまで明らかにされていなかったダンブルドアの過去と秘密に焦点が当てられています。
恋人に近い存在だったグリンデルバルドと袂を分かつことになってしまったいきさつや、最愛の妹だったアリアナの死の真相、前作でダンブルドア家の一員であることがわかったクリーデンスの本当の正体など次々と謎が明らかになっていきます。
今作で新たにわかったダンブルドアの真実を過去作の伏線と照らし合わせながら鑑賞するとさらに楽しめること間違いありません。
WRITER
DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
EDITOR
Asahi
DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
POPULAR
人気記事