本作のプリンセスであるラプンツェルは、飾らない等身大の魅力にあふれています。塔を出るために忍び込んできた盗賊を縛り付けて交換条件を持ちかけたり、裸足で外の世界を駆けまわったりと、非常に活発な点も魅力的でしょう。塔に閉じ込められていたにも関わらずいつもとにかく明るく元気で、少し抜けたところもある。そんな彼女には見ている側も親近感を持ちやすく、物語にも自然と入り込んでいってしまうでしょう。
本作の主人公ラプンツェルとフリンはもちろん魅力たっぷりなのですが、その脇を固める動物たちの可愛さも、見どころの1つです。ラプンツェルの相棒・カメレオンのパスカルは、全く喋れないものの、豊かな表情と動きで作品に和みを与えてくれます。また、王国の警護隊長に仕える馬マキシマスはとても優秀なのですが、馬なのにほとんど人を乗せません。脇を固めるキャラたちにも注目すると、本作がより味わい深く感じられるでしょう。
本作の注目ポイントしては、名曲『See The Light』が流れるロマンチックなシーンが外せないでしょう。少しずつお互いのことが気になってきているラプンツェルとフリンが、空に浮かぶ無数のランタンの灯りに包まれながら、2人の特別な夜を過ごします。ランタンの灯りがとても幻想的で心が落ち着き、2人の素敵な歌との相乗効果で作品にのめり込んでしまうことは必至でしょう。
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DIGLE MOVIE編集部
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Asahi
DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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