本作の主人公。腕の部分が少し破れてしまったことからアンディのカウボーイキャンプに行けず、運悪く出品されたヤードセールでアルに連れ去られてしまいました。連れ去られた先のオモチャ屋さんでプロスペクターやジェシーと出会い、自分が昔の人気番組「ウッディのラウンドアップ」でスターだったことを知ります。
<トム・ハンクスの主な出演作品>
グリーンマイル(ポール・エッジコム役/1999年)
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(カール・ハランティ役/2002年)
オモチャ屋「アルのトイ・バーン」の店主。かつての人気番組「ウッディのラウンドアップ」で活躍していたキャラクターの人形であるウッディを見つけ、強引に連れ去ってしまいました。そしてアルは、ウッディをジェシーやプロスペクターたちと一緒に博物館に高額で売りつけることを計画します。
<ウェイン・ナイトの主な出演作品>
ラットレース(ザック・マロッツィ役/2000年)
ブラインドスポッティング(パトリック役/2018年)
「ウッディのラウンドアップ」に出演していた炭鉱労働者の老人人形。未開封の箱の中に入ったままで生活しています。いつまでもオモチャ屋の片隅で売れ残ってしまった寂しい過去がありました。何としてでも博物館に行って多くの人から注目の的になりたいとの野望を持っています。
<ケルシー・グラマーの主な出演作品>
X-MEN:フューチャー&パスト(ヘンリー・“ハンク”・マッコイ役/2014年)
トランスフォーマー/ロストエイジ(ハロルド・アッティンジャー役/2014年)
「ウッディのラウンドアップ」に出演していたカウガールの人形。とても元気いっぱいで、テンションが上がると「イーッヤッハー!!」と叫ぶのがクセです。しかしかつて持ち主だった女の子に捨てられた経験から、自分が幸せになるためには博物館へ行くのが一番だと思い込んでいます。
<ジョーン・キューザックの主な出演作品>
アダムス・ファミリー2(デビー役/1993年)
イン&アウト(エミリー・モンゴメリー役/1997年)
本作のストーリーで特徴的なのが、人間にひどい目に遭わされたオモチャたちを描いている点です。人間に捨てられたジェシーは、長い間倉庫に閉じ込められていたことから閉所恐怖症になってしまっています。また、生まれてから一度も人間と遊んだことがないプロスペクターは、博物館に行って飾られることを夢にしている、少しかわいそうな人形です。彼らのストーリーに注目すると、本作がより深みのある作品に感じられるでしょう。
本作では、いたるところにちょっとした仕掛け、いわゆる「イースターエッグ」が隠されています。例えば公開日が近かったピクサーの映画『バグズライフ』のキャラクターたちがひっそりと登場していますし、前作に出てきたピザプラネットの車も登場しているのです。
また、ピクサー作品にはほぼ必ず出てくると言える「A113(ジョン・ラセター達が通っていたカリフォルニア大学の教室番号)」は、本作にも登場しています。
ウッディとプロスペクターとの闘いが本作のメインストーリーですが、その裏ではスペースレンジャーであるバズと悪の帝王ザーグとの因縁話も進められて行きます。ただし、こちらの話はクスッと笑えるようなライトな雰囲気で物語の節々に挿入されているため、箸休め的な感覚で楽しむことができるでしょう。スターウォーズを彷彿とさせるような、バズ・ライトイヤーとザーグの意外な関係にも注目です。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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