頭の良いハムは、仲間たちのツッコミ役としても大活躍しています。特に『トイ・ストーリー2』では、切れ味の良いツッコミで物語の良いアクセントになっているのです。
同作では誘拐されたウッディを追っておもちゃ屋「アルのトイバーン」に仲間たちが潜入。フロアの一角には大量のバズ・ライトイヤー人形が並べられており、その中の1つがバズを捕らえて入れ替わってしまいます。バズの偽物は自分がおもちゃであるとまだ分かっていない様子で奇妙な行動を繰り返すのですが、それを見たハムが「バズ通りでいかれちまった」とツッコむのです。(「大量のバズを見ておかしくなってしまった」という意味。)
また、ウッディを持って空港へ向かうアルをトラックに乗って追いかける緊迫したシーンでは、車の説明書を読んで「こんなに燃費が良いはずない」とつぶやきます。
皮肉上手なハムのツッコミは、たとえシリアスなシーンが続く中でも、思わずクスッと笑わせてくれるのです。
本編の主人公であるウッディや相棒のバズと比較すると出番がどうしても少なめなハムですが、アンディの「ごっこ遊び」では徐々に活躍の場を増やしています。
『トイ・ストーリ』のごっこ遊びにおける彼の配役はただの金庫であり、アンディにガチャガチャ振られてお腹からお金を出しただけでした。
しかし『トイ・ストーリー2』では悪の科学者「ドクター・ポークチョップ」に抜擢されます。ドクター・ポークチョップは女性の羊飼い人形ボー・ピープを人質に取り、兵隊やサメ、そしてなぜか大量のおさる達を従えて、ウッディ&バズと戦いを繰り広げるのです。
続く『トイ・ストーリー3』では、ミスター・ポテトヘッド演じる無法者「アイパッチ・バード」とタッグを組みます。巨大戦艦を操り、空から「おさる爆弾」を地上に放ってウッディやバズ、ジェシーを追い詰めました。
アンディにとって結構思い入れがあるキャラだったようで、ボニーに譲り渡す際も、ハムはドクター・ポークチョップとして紹介されます。
ちなみに、ボニーのごっこ遊びでのハムの配役は「銀行さん」でした。
WRITER
DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
EDITOR
Asahi
DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
POPULAR
人気記事