映画『トイ・ストーリー』のシリーズに登場するキャラクター ハム 憎めない毒舌家の魅力をご紹介

フルCGによる美しく可愛らしい映像表現が話題を呼び、25年以上に渡って続いている超人気映画。ここでは『トイ・ストーリー』の主要キャラから、見た目に似合わず毒舌だけどなぜか憎めない豚の貯金箱、ハムについてご紹介します。

ハムとは?

ハムはカウボーイ人形のウッディがまとめているおもちゃ達の一員であり、豚の形をした貯金箱です。可愛らしい見た目によらず非常に毒舌であり、リーダー格のウッディにも時折厳しい一言を投げかけます。頭が回るため、おもちゃ達が作戦などを実行する際には参謀役に回ることも多いキャラです。

おもちゃとして扱われることが大半なのですがもちろん貯金箱としても使用でき、かつて所有者だったアンディのお小遣いを6ドル以上運んでいることもありました。しかしフタはへその部分にあるため、恥ずかしがってなかなか中身を見せてくれません。

アンディが「ごっこ遊び」をする際には、「ドクター・ポークチョップ」として悪者を演じることが多いのですが、実は第1作目では単なる金庫役を担当していました。

ハムの声優をご紹介

ジョン・ラッツェンバーガー

ハムの英語声優は、アメリカ人俳優・声優のジョン・ラッツェンバーガーです。彼は日本では有名ではありませんが、『モンスターズ・インク』(2001)のイエティや『ウォーリー』(2008)のジョンなど、沢山のピクサー作品に出演しています。

数々の名作を世に送り出したアニメーションプロデューサーのジョン・ラセターも彼には絶大なる信頼を寄せており、「ピクサーの幸運のお守り」と称えたこともありました。

また、俳優としても、『スーパーマン』シリーズなど多数の作品に出演しています。

大塚周夫

ハムの日本語声優は、1作目~3作目では声優の大塚周夫が務めていました。彼は『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズのねずみ男や『忍たま乱太郎』の山田先生(1993~2015まで)など多数の有名キャラクタ―の声を務めた声優です。

声優として悪役から切れ者、お調子者まで様々な役柄をこなす貴重な存在でしたが、2015年に虚血性心疾患によって亡くなっています。

ちなみに、スティーブン・セガールやニコラス・ケイジなどの吹き替えを多く担当しているベテラン声優の大塚明夫は、彼の息子です。

咲野俊介

ハムの日本語声優を『トイ・ストーリー4』から担当しているのは、舞台を中心に活躍している俳優の咲野俊介です。彼は1989年に劇団青年座に入団し、以降は『真夏の夜の夢』(1992)や『夜明け前』(1997)等数々の舞台に出演しています。

声優としての活動も活発に行なっており、ハリウッド俳優イーサン・ホークの吹き替えやアニメ『ピンポン THE ANIMATION』(2014)のドラゴン役などを担当してきました。

声優としての演技は独学との話もありますが、非常に多彩な役柄をこなす名優です。

疑い深い毒舌化のハムは組織の引き締め役!?

ハムは頭の良い毒舌家であり、仲間たちのご意見番的な役割を果たしています。

頑固で疑い深く、ウッディや他の仲間たちの行動に対して批判的な態度を取ることも多いのです。

『トイ・ストーリー』では、バズを窓から突き落としてしまったウッディに対して「おもちゃ殺し」の疑いをかけ、彼の弁解を最後まで聞こうとしませんでした。

また、『トイ・ストーリー3』では、手違いによっておもちゃ達がゴミに出されてしまうのですが、真実を知るウッディが「間違いだった」と説明しても全く信じなかったのです。

少々マイナス思考過ぎる面があるのかもしれませんが、物事を深く考えない仲間もいる中で、参謀として彼が果たしている役割はとても大きいと言えるでしょう。

ただし、時間と共に少しずつ性格も丸くなっている様にも見受けられ、『トイ・ストーリー4』では仲間を疑うことが減っています。多くのトラブルを一緒に乗り越えてきたことで、仲間たちとの絆が深まったからかもしれません。