火礫蟲は、羽根のついたアブのような虫を生み出す術式です。虫が相手に触れると異常な大きさの奇声を放ち、ひるませて大爆発を起こします。作中では虫を頭の噴火口のような部分から生み出していました。その際にはまず虫の口部分についた刃で敵を攻撃。接触した段階で奇声をあげて、ひるませたところでそのまま大爆発までつなげる3段階の攻撃を見せています。漏瑚は大量の虫を生み出し、爆発の連鎖を起こすことで術式の威力・規模を増大させていました。
極ノ番「隕」は、炎をまとった巨大な隕石を相手に落とす術式です。隕石の規模は非常に大きく、何棟ものビルを一度にまとめて吹き飛ばすほどの威力を持ちます。渋谷事変で隕を使用した際には、一帯の高層ビルを一瞬で灰に変えていました。攻撃範囲があまりに広すぎるため、対象に当たったか否かが分かりにくい点は欠点だと言えます。渋谷事変では宿儺に対して放ったのですが、宿儺だけではなくそこにいた日下部やパンダにも避けられていました。
「蓋棺鉄囲山」(がいかんてっちせん)は、マグマに囲まれた火山の内部のような生得領域を具現化する、漏瑚の領域展開です。領域内は非常に高温になっており、通常の呪術師であれば入った瞬間に焼き切れてしまいます。五条悟との初戦で使用していましたが、やはり圧倒的な力を持つ五条悟の前にはほぼ効果がなく、あっさりと破られてしまっていました。しかし領域内では漏瑚の能力を底上げする効果もあり、非常に強力な領域展開であることは間違いありません。
渋谷事変に向けた、夏油や真人らとの話し合いの中で漏瑚が発した言葉です。宿儺を呪霊側に引き入れるため、特級呪霊たちは指を全て見つけ出して献上することを決めます。そしてそれは自分たちが全滅することを覚悟のうえで行う必要があり、漏瑚は覚悟を決めてこの言葉を発しました。漏瑚のある意味でとても人間らしい一面が凝縮された一言であり、単なる敵キャラクターではない魅力を感じさせます。
渋谷事変を前に、夏油から五条悟を1分間足止めするように言われた漏瑚が発した一言です。五条悟を封印するための準備として、一定時間の足止めが必要だと判断した夏油。しかし漏瑚は一度五条悟の強さをその身で痛感していたため、あり得ない要求をされたと考え憤慨します。漏瑚は五条悟より自分が弱いことを認めてしまっており、すっかり気弱になっていることが分かるでしょう。こうした人間のような発言をするところが、漏瑚の魅力を高めている要因だと言えます。
両面宿儺に敗れて命を落とした漏瑚が、あの世のような場所で宿儺と話をした後、涙を流しながら発した一言です。漏瑚は宿儺に散々バカにされながら、なすすべもなく敗れてしまいました。五条悟にも敗れ、呪霊としての自信を完全に失っていたからか、散々罵倒され続けた宿儺から「誇れオマエは強い」と最後に言われ、涙を流してしまいます。しかし漏瑚本人にはその理由が分からず、突然流れてきた涙に驚きながら呪霊としての最期を終えたのでした。
圧倒的な力を持ちながら作中では相手が悪く惨敗し続け、人間臭い部分を見せた漏瑚を演じたのは、声優の千葉繁です。彼は中学卒業以降上京して勉強しながら働く日々の中で劇団フジのオーディションに合格。俳優としての活動を始めます。1976年には『ドカベン』で声優デビューを果たし、『ハイスクール!奇面組』(1985)で初のアニメ主人公を担当。それ以降は『幽☆遊☆白書』(1992)の桑原和真や『ドラゴンボール』(1986~1989)のピラフなど作中の重要キャラクターを演じ続けています。
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※本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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