鬼は体中に何本もの腕をまとわりつかせた異形の鬼であり、逃げ惑う選別参加者に腕を伸ばして捕食します。人を1人食べたことで、さらに身体が大きくなる鬼。捕食されかかった他の参加者を救うため、炭治郎は伸ばされた鬼の腕を日輪刀で切断します。
自らの腕を切り落とした炭治郎に対し、鬼は「今は明治何年だ」と質問。大正時代だと炭治郎が答えると、「年号が変わってる!」と怒り、鱗滝の名前を口にします。鬼は鱗滝がまだ現役の鬼殺隊員だった江戸時代に捕らえられ、それ以来、藤襲山に閉じ込められていたのでした。
そして藤襲山に選別参加者として訪れる鱗滝の弟子たちを殺し、食べ続けていたのです。
今までに50人以上、鱗滝の弟子たちだけで13人食べたという鬼。そして特に印象に残っている弟子として、錆兎と真菰の名前を出します。殺した相手のことを楽しそうに語る鬼に怒った炭治郎は匂いをたどって攻撃をかわしつつ、水の呼吸を駆使して鬼の首を切り落とすことに成功するのでした。
第4話ではいよいよ最終選別が始まり、炭治郎が修行の成果を遺憾なく発揮します。
炭治郎はまず、試験開始早々に襲い掛かってきた2匹の鬼に対し「水の呼吸・肆ノ型・打ち潮」を放って頸を落としました。また、他の参加者を捕まえようと伸びる手鬼の腕に対しては、「水の呼吸・弐ノ型・水車」を繰り出して切り落としています。
そしておそらく藤襲山でも一番の難敵である手鬼との戦いにおいては「水の呼吸・壱ノ型・水面斬り」によって見事頸を切り落とし、勝利を納めました。さすがに手鬼には強烈な一撃を受けましたが、落ち着いて敵の攻撃をかわし水の呼吸の技で確実に勝利を収めています。ここまで見てきた視聴者からすれば、厳しい修行を耐え抜いた実力を発揮してくれる炭治郎に対し、頼もしさを感じられることでしょう。
そして倒した相手に対しても敬意を払うことを忘れず、手を合わせて成仏を願うところも炭治郎らしくて素敵です。
今回は前回の謎であった、錆兎と真菰の正体が明らかになります。
2人は炭治郎と同じように鱗滝によって鍛えられ、藤襲山で行われた鬼殺隊の最終選別に参加していました。しかしそこで手鬼に襲われ、命を落としていたのです。鱗滝も炭治郎が出発の間際に「錆兎と真菰によろしく」と言ったことに対し、「なぜ死んでいったあの子たちの名前を知ってる」と驚いています。
手鬼は鱗滝が弟子に渡していた厄除の面を覚えており、炭治郎が鱗滝の弟子であることも面を見て気付いたのでした。
炭治郎が手鬼と戦っている最中、狭霧山では真菰が「炭治郎も負けるのかな?」と不安がり、錆兎は「炭治郎は誰よりも大きい岩を斬った男だ」と勇気づけています。
狭霧山での修行で錆兎と真菰の協力を得て力を付けた炭治郎は、2人が勝てなかった手鬼の硬い頸を切り落とし、見事勝利したのでした。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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