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2023.12.20更新

『鬼滅の刃』継国縁壱(つぎくによりいち)とは?日の呼吸や無惨との関係、兄弟についてもご紹介

『鬼滅の刃』に登場する継国縁壱(つぎくによりいち)についてご紹介。本記事では継国縁壱と「日の呼吸」との関係とその強さ、無惨との関係、兄弟についてなど徹底解説していきます!

『鬼滅の刃』最強の剣士!継国縁壱と因縁の人物

細胞レベルで無惨に恐怖を植え付けた

鬼殺隊に呼吸法を教え、隊士としてともに戦うようになった縁壱は、1度だけ無惨と会敵します。その際、「日の呼吸」と鬼の再生速度を遅らせる赤き「赫刀」で無惨を瀕死の状態にまで追い詰めました。しかし、止めを刺す前に、無惨は自らバラバラに弾けて逃げてしまいます。

この敗北は無惨にとって相当なトラウマを植え付けたようで、後に無惨は配下の鬼と「日の呼吸」の適性をもつ剣士を根絶やしにしました。また、街で炭治郎と遭遇した無惨は、炭治郎がよく似た耳飾りをしていただけで彼を思い出し、配下の鬼に殺させようとしたほどです。

兄・巌勝を嫉妬で狂わせるほどの実力

縁壱は地位をもつ武家の双子の次男として生を受けます。当時、双子は跡目争いの原因になると忌み嫌われていました。母の強い意志により処分は免れたものの、彼はわずか3畳の部屋で生活することに……。着物も、食事も、教育も、双子の長男とは差をつけて育てられました。

しかしある日、父の輩下の戯れで剣術の稽古に参加したところ、口頭で軽く教えられただけで、彼はその輩下を一瞬のうちに打ち倒します。その様子を見ていた長男・継国巌勝(つぎくに みちかつ)は彼の他と隔絶した剣術の才に嫉妬し、ついには鬼と化すまでに狂うのでした。

『鬼滅の刃』継国縁壱は「日の呼吸」の使い手!型紹介

始まりの呼吸の剣士・縁壱が扱う呼吸法は「日の呼吸」。作中では、主人公・炭治郎も習得することとなります。では、そんな「日の呼吸」の型の名前や、効果をご紹介しましょう。

壱ノ型 円舞(いちのかた えんぶ)

美しい弧を描くように、上段から下段に刀を振り下ろす型です。

弐ノ型 碧羅の天(にのかた へきらのてん)

太陽(日輪)の輪郭のように、刀で円を描くように振るう型です。

参ノ型 烈日紅鏡(さんのかた れつじつこうきょう)

まるで八の字(無限)を描くように、刀を左右対称に振るう型です。

肆ノ型 灼骨炎陽(しのかた しゃっこつえんよう)

刀を高速回転させ、まるで灼熱の炎のごとき一太刀を相手に浴びせる型です。

伍ノ型 陽華突(ごのかた ようかとつ)

飛び上がりながら、上空へと威力を一点集中させた突きの一撃を放つ型です。

陸ノ型 日暈の龍 頭舞い(ろくのかた にちうんのりゅう かぶらまい)

龍が舞うかのごとく素早い動きで相手に接近しながら斬撃を繰り出す型です。

漆ノ型 斜陽転身(しちのかた しゃようてんしん)

相手の攻撃を紙一重で避けつつ、空中で回転しながら切り込む型です。

捌ノ型 飛輪陽炎(はちのかた ひりんかげろう)

切っ先を陽炎のように揺らがせながら切りつける型です。

玖ノ型 輝輝恩光(くのかた ききおんこう)

力強い踏み込みと、鋭い剣捌きを合わせた型です。

拾ノ型 火車(じゅうのかた かしゃ)

飛び上がり、相手の背後を取りつつ斬撃を繰り出す型です。

拾壱ノ型 幻日虹(じゅういちのかた げんにちこう)

ひねりと回転を高速で繰り出すことで、相手の攻撃をかわす型です。

拾弐ノ型 炎舞(じゅうにのかた えんぶ)

大きな半円を2つ描くように、刀を2度連続で振り抜く型です。

拾参ノ型 壱から拾弐ノ型の循環

壱から拾弐までの型を1つに繋げることで、延々と舞いつづけられる型です。

『鬼滅の刃』「日の呼吸」と「ヒノカミ神楽」は同じもの?

主人公・炭治郎の生家・竈門家には古くから日の神様に祈りを捧げる舞「ヒノカミ神楽」が受け継がれてきました。実はこの舞、かつて炭治郎の祖先・竈門炭吉(かまど すみよし)とその妻・すやこが鬼に襲われていたところを縁壱が助け、親しくなり、竈門家を度々訪れては炭吉とすやこにせがまれ二人の前で披露していた「日の呼吸」の「拾参ノ型」そのものなのです。

後に、彼が竈門家を離れることになると、炭吉は彼の意志を継いで「日の呼吸」を後世に伝えることを約束します。炭吉の、そしてその後の竈門家の当主らの思いは相当なもので、何代も後の炭治郎まで「日の呼吸」は「ヒノカミ神楽」として驚くほど正確に伝えられていました。

『鬼滅の刃』継国縁壱は生まれつき痣を発現させていた⁉︎

身体能力を格段に向上させる「アザ」や、相手の筋肉や血流を見透すことで次の行動を予測できる「透き通る世界」。炭治郎をはじめ、鬼殺隊の柱たちでさえ死線をくぐり抜け、極限の状況下でようやく「アザ」を、そして「透き通る世界」の境地に至ることができていました。

一方で、縁壱は生まれつき「アザ」を発現させており、7歳の頃には誰に教わるでもなく「透き通る世界」を使いこなしていたのです。さらに、彼は日輪刀を鬼に焼けるような傷をつけ、その再生速度を遅らせる「赫刀」にもできました。まさに鬼殺隊の歴史上最強の剣士なのです。

『鬼滅の刃』継国縁壱は母や兄想いの愛情深い人物

始まりの呼吸の剣士・縁壱は他と隔絶した「剣術の才」に目がいきがちですが、彼自身はそれほど剣を求めてはいませんでした。それより、母が何年も前から左半身が不自由なことを見抜き、つねに側に寄り添い、支えようとしたり、幼き日に兄・巌勝に渡された手製の笛を死の間際まで大切に懐にしまっていたり。また、友・炭吉やその妻・すやこ、子・すみれの様子を見て「お前たちが幸せそうで嬉しい」と他者を心から祝福できる、愛情深い人物だったわけです。