ー「おめでとう。これで本当の家族だ。」( 累 )
累より放たれた血鬼術により死を覚悟した炭治郎。走馬燈の中で亡き父が舞っていた神楽から新たな技”ヒノカミ神楽・円舞”を繰り出し、ついに累の頸を斬り落とす。しかしまだ累との戦いは終わっていなかった。満身創痍の中、傷つき倒れる禰豆子と炭治郎の前にある男が現れる。
ー「いくら妹とはいえ鬼を連れている剣士なんて認められない。」( 竈門炭治郎 )
累を倒した炭治郎と禰豆子、富岡義勇の元へ胡蝶しのぶが合流する。禰豆子を目の前にしたしのぶは炭治郎へ「鬼殺隊の隊律違反ではないか」と言い放ち、炭治郎と禰豆子は鬼殺隊の本部である屋敷へ連行されてしまうー。
ー「証明しますよ、俺が。鬼というものの醜さを。」( 不死川実弥 )
鬼殺隊本部へ連行された炭治郎と禰豆子。2人の前に現れたのは鬼殺隊の当主・産屋敷と最強の剣士・柱たち。彼らにより、炭治郎の裁判<柱合会議>が行われ、「鬼を庇う」という鬼殺隊にあるまじき行動をとる炭治郎を柱たちは糾弾する。そして風柱・不死川実弥は、木箱に入った禰豆子に刃を突き立てー。
ー「人は守り、助けるもの。傷つけない、絶対に傷つけない。」( 竈門禰豆子 )
禰豆子が人を傷つけないことの証明に成功し、厳しい表情を浮かべていた柱たちの大半は、炭治郎と禰豆子を容認するようになった。那田蜘蛛山での戦闘で負った傷の治療のため、しのぶは炭治郎を自分の屋敷である蝶屋敷へ招く。そこで善逸と伊之助に再会し、炭治郎はようやく胸をなでおろすのだった。
ー「炭治郎くん、頑張ってくださいね。どうか禰豆子さんを守り抜いてね。」( 胡蝶しのぶ )
蝶屋敷で治療を受け始めてから2週間後、過酷な訓練が始まる。炭治郎・伊之助・善逸は機能回復に加え、戦いの最中に使う呼吸法<全集中の呼吸・常駐>を取得する必要があったのだ。そしてその訓練には最終選別にいた炭治郎の同期・栗花落カナヲが訓練士として参加しておりー。
ー「だけどある日、プツンと音がして何も辛くなくなった。」 (栗花落カナヲ)
訓練の成果を少しづつ実感する炭治郎たち。しかし同期であるカナヲにはあと一歩及ばない。才あるカナヲだったが、彼女の過去はとても哀しいものだったーー。その頃、炭治郎の元へ新しい日輪刀が到着する。
ー「俺と禰豆子はどこへ行く時も一緒だ。もう離れたりしない。」( 竈門炭治郎 )
炭治郎たちが機能回復訓練に勤しむその裏で、鬼の絶対的支配者・鬼舞辻無惨により十二鬼月が集められ、鬼側も新たに動き出そうとしていたーー。その一方、過酷な訓練により成長した炭治郎たちのもとへ鎹鴉から新たな任務が伝えられるのだった。
公開日:2020年10月16日(金)
原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃
脚本制作:ufotable
アニメーション制作:ufotable
配給:東宝:アニプレックス
主題歌:LiSA「炎」(ほむら)(SACRA MUSIC)
蝶屋敷での修業を終えた炭治郎・善逸・伊之助 は、次なる任務の地《無限列車》に到着する。そこでは、短期間のうちに40人以上もの行方不明者が続出していた。
禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、《無限列車》の謎へと立ち向かう。しかし炭治郎たちは魘夢の血鬼術により果てなく続く、無限の夢の中へ―。
魘夢の初登場シーンはアニメ1期の最終26話『新たなる旅立ち』。下弦の伍であった累が倒されたことに怒った無惨が下弦の鬼のみを招集した会議の中で、唯一の生き残った鬼。他人の不幸を見るのが大好きという歪んだ性根の持ち主で、鬼舞辻無惨から血を分け与えられ、鬼殺隊への刺客として出陣します。
鬼殺隊の柱である宇髄天元は遊郭で人々が次々に消えているという情報を聞きつけ、3人の嫁を遊郭に潜入させる。宇髄天元は随時3人の嫁から人々消失事件に関する情報を入手していたが、連絡が途絶えてしまう。宇髄天元は遊郭に鬼が住んでいると考え、鬼殺隊の部下を連れて調査する事に。
今回の注目ポイントは鬼殺隊の頂点に立つ剣士の一人で「音柱」の称号を持つ「宇髄天元(うずいてんげん)」が登場する事です。派手なメイクと筋骨隆々の肉体、そしてクレイジーな発言が印象的なキャラクターです。宇髄天元はもともと忍として生きていましたが命を消耗品として扱う生き方に疑問を感じて鬼殺隊に入っています。一見異端とも見えるキャラクターですが、他人の命を一番に尊重するなど心優しい一面も多く見せます。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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