本作の主人公、キャプテン・アメリカ。国連の判断が常に正しいかどうかは分からないとの理由からソコヴィア協定に反対し、トニーをはじめとする賛成派と対立してしまいます。ソコヴィア協定の会議中に起きた爆破テロの実行犯がウインター・ソルジャーだと聞き、バッキーの元へ。特殊部隊からバッキーを救い出し、共に本当の黒幕の元へ向かいます。
<クリス・エヴァンスの主な出演作品>
セルラー(ライアン役/2004年)
スノーピアサー(カーティス役/2013年)
軍需企業の元社長で、現在はアイアンマンとして世界平和のために活動する大富豪。一般人に多くの犠牲を出してしまったことから責任を感じ、ソコヴィア協定に賛成の意を示しました。しかし自分の正義を決して曲げないスティーブと対立し、結果としてシビル・ウォーを勃発させてしまいます。
<ロバート・ダウニー・Jrの主な出演作品>
チャーリー(チャーリー・チャップリン役/1992年)
ワン・ナイト・スタンド(チャーリー役/1997年)
元ソコヴィアの諜報員で本作の黒幕。ソコヴィアの戦いに巻き込まれて家族が死んでしまい、アベンジャーズへの深い恨みを募らせていました。アベンジャーズを内部から破壊するため、バッキーになりすまして爆発テロを起こし、心理学者のフリをしてバッキーの洗脳を蘇らせようとします。
<ダニエル・ブリュールの主な出演作品>
グッバイ、レーニン!(アレックス役/2003年)
ラッシュ/プライドと友情(ニキ・ラウダ役/2013年)
ヒドラによって洗脳されスーパーソルジャーにされた、スティーブの親友。徐々に洗脳が解け始めており、身を隠して静かに過ごしていました。しかしジモによってソコヴィア協定の会議中に起きた爆破テロの犯人に仕立て上げられてしまい、再び追われる身に。助けに来たスティーブと共に、ジモの陰謀を食い止めるためシベリアに向かいます。
<セバスチャン・スタンの主な出演作品>
ブラック・スワン(アンドリュー役/2010年)
オデッセイ(クリス・ベック博士役/2015年)
本作はヒーローたちの内面や葛藤のが丁寧に描かれている、ある意味で異質の作品だと言えます。キャプテン・アメリカを始め多くのヒーロー達が登場しますが、それぞれの思いや正義から対立してしまうのです。
本作では、「ヒーローだって迷う」という、一般的なヒーロー映画にはない展開を生々しく描いています。そうすることで、MCUシリーズと他のヒーロー映画との間に一線を画した作品だと言えるでしょう。
本作のお楽しみと言えば、何と言っても空港を舞台に繰り広げられる超人達の大規模内紛「シビル・ウォー」です。キャプテン・アメリカ陣営とアイアンマン陣営に分かれたアベンジャーズ達が、大規模なバトルを繰り広げます。また本作はアイアンマン陣営の助っ人としてスパイダーマンが初登場し、キャプテン・アメリカ陣営のアントマンが初の巨大化を見せる点でも、大注目だと言えるでしょう。
『キャプテン・アメリカ』シリーズの3作目となる本作では、様々な登場人物の因縁が絡まり合います。ソコヴィアでの戦いに巻き込まれて家族を殺されたジモの悲劇はもちろん、トニーの父親を殺したのが洗脳されたバッキーだったことも発覚するのです。それぞれの恨みや思いが重なり合って進んでいく物語は、単なるお祭り映画ではない、とても複雑で重厚なものとなっています。
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DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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