ボー・ピープはウッディ達の仲間で、陶器でできた羊飼いの女性人形です。ウッディとは相思相愛の仲でしたが、途中で別の家に引き取られてしまい、離れ離れになっていました。しかし『トイ・ストーリー4』ではウッディと偶然の再会を果たし、彼に新しいおもちゃの生き方を教えます。芯が強く積極的な性格であり、ウッディに対しては自分からアプローチを仕掛けていました。再会した際にはフットワークも軽くなっており、活発で自分を持った女性へと成長しています。
ボー・ピープの外国語声優は、『ゴーストバスターズ』(1984)のジャニーン役を演じたことで知られる女優のアニー・ポッツです。
日本語吹き替え版では、アニメ『アンパンマン』シリーズの主人公アンパンマンの声などで有名な女優の戸田恵子がボーの声を担当しています。
エイリアン(リトル・グリーン・メン)はウッディ達の仲間で、ビニールでできた宇宙人の人形です。緑色の身体に3つの目という、非常に印象的なビジュアルをしています。ウッディとバズがアミューズメントレストラン「ピザ・プラネット」のUFOキャッチャーに入った際に出会いました。その後、車から落ちそうになったところをミスターポテトヘッドに救われ、彼に感謝するとと共にいつの間にかウッディ達の仲間に入っています。
リトルグリーンメンの外国語声優は、アニメ『シンデレラ2』(2002)のガス役や『モンスターズ・インク』のバイル役などで知られる、声優・俳優のジェフ・ピジョンです。
日本語吹き替えでは声優の落合浩治や桜井敏治、西村朋宏がリトル・グリーン・メンを演じています。
グリーン・アーミー・メンはウッディ達の仲間で、体長5cm程度で緑色の兵隊人形です。『トイ・ストーリー』の段階では軍曹を中心として多数の兵隊が存在しており、リーダーであるウッディの命令を受けて偵察任務等を遂行していました。
しかし『トイ・ストーリー3』の時点では軍曹を含めて3体しか存在しておらず、最後の任務を終えた後はパラシュートを使ってアンディの家を脱出。ウッディ達の活躍で平和になったサニーサイド保育園に降り立ちました。
グリーン・アーミー・メンの外国語声優は、『フルメタル・ジャケット』(1987)でハートマン軍曹を演じ、自身もアメリカ海兵隊の軍人である R・リー・アーメイです。
日本語吹き替え版では、軍曹を『007』シリーズの吹き替え経験がある谷口節が、手下達を『ハリー・ポッター』シリーズでジェームズ・ポッターを演じた後藤敦が担当しています。
ウィージーはウッディ達の仲間で、ペンギン型の人形です。音声装置が付いているため本来は美しい声で歌えるのですが、故障しているため音が出ず、アンディの部屋にある棚の上で忘れ去られていました。不用品バザーに出されてしまったところを、ウッディが助け出します。主に『トイ・ストーリー2』に登場しますが、『トイ・ストーリー3』のビデオシーンにも、アンディと一緒に遊んでいる姿が描かれていました。
ウィージーの外国語声優はピクサー・ディズニー作品の脚本を手掛けていたジョー・ランフトで、彼は『バグズ・ライフ』等他作品の声優も担当しています。
日本語吹き替え版の声優は、『チャーリー』(1993)のジョン・エドガー・フーガーや『ロリータ』(1997)のハンバート・ハンバート役等で知られる佐古正人です。
バービーはウッディ達の仲間で、アンディの妹モリーが持っている着せ替え人形です。最初はアルのおもちゃ屋で商品として登場しましたが、『トイ・ストーリー3』でモリーのおもちゃとして登場しています。ウッディ達と一緒にサニーサイド保育園へ向かい、そこで出会ったケンとすぐに恋に落ちました。サニーサイドで起きた事件が解決した後は、ロッツォに変わって保育園の新リーダーとなったケンと共に幸せに暮らしています。
バービーの外国語声優を担当したのはアメリカ人ソプラノ歌手のジョディ・ベンソンで、彼女は『リトルマーメイド』シリーズのアリエルを演じる声優としても有名です。
日本語吹き替え版の声優は、ナタリー・ポートマンの吹き替えなどで知られる高橋理恵子が担当しています。
プロスペクターは、ウッディと一緒に『ウッディのラウンドアップ』に登場していた金鉱堀りのおじいさん人形です。未開封のパッケージに入ったままであり、人間に遊んでもらった経験がありません。ウッディと出会った時はとても面倒見がよく陽気なおもちゃに見えましたが、実際は安売り棚で売れ残っていた苦い経験から心に闇を抱えています。自分がプレミア品であることを誇りに思っており、博物館に飾られる夢を叶えるためにウッディを家に帰さないよう邪魔します。
プロスペクターの外国語声優は、『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014)のハロルド・アッティンジャー役などで知られるケルシー・グラマーです。
日本語吹き替え版では、ジーン・ハックマンやユル・ブリンナー等の吹き替えで有名な声優の小林修がプロスペクターを演じています。
ベビーフェイスは、アンディ家の隣に住んでいたシドの部屋にいるおもちゃです。おもちゃを改造して遊ぶ『おもちゃ殺し』シドのせいで、赤ちゃんの首と金属でできたカニのような身体を持つ、恐ろしい姿になっています。日常的にシドからひどい扱いを受けているためか、見かけによらず臆病です。とても優しい性格で、ウッディ達がシドの部屋に迷い込んだ際には、仲間たちと一緒にバズの片腕を直し、2人がシド家から脱出するのを手助けしました。ウッディとバズの協力を得て、おもちゃを大切に扱わないシドへ、仲間たちと共に復讐をします。
ベビーフェイスをはじめシドの部屋にいるおもちゃは皆何かしらの改造をされており、その影響からか、言葉を話すことができません。
ロッツォ・ハグベアはストロベリーの香りがするクマのぬいぐるみで、サニーサイド保育園に住むおもちゃ達のリーダーです。以前は少女デイジーの元でとても幸せに過ごしていましたが、運悪く外出先で置き去りにされてしまった過去を持ちます。頑張ってデイジーの元に帰ったのですが、彼女は既に新しいハグベアを可愛がっていました。この悲しい経験によりロッツォの性格は歪んでおり、人間を信じず、サニーサイド保育園のおもちゃ達を悪知恵と力で支配しています。
ロッツォの外国語声優は、『ネットワーク』(1976)等での高い演技力が評価され2006年には「マスター・オブ・シネマ・アワード」を授与されたネッド・ビーティです。
日本語吹き替え声優は、『その男、凶暴につき』(1989)や『ゆずりは』などへの出演で知られる俳優・声優の勝部演之が務めています。
ケンは、サニーサイド保育園に住む男性の着せ替え人形です。サニーサイドを訪れたバービーに一目惚れし、最後には恋人同士になりました。普段はロッツォの側近の様な立場であり、ロッツォの横暴をあまり良くは思っていなかったものの、態度には出せずにいました。ロッツォがサニーサイドからいなくなった後はバービーと共におもちゃ達をまとめ上げ、楽しい保育園を作ります。洋服が大好きですが、「女の子のおもちゃ」だと言われることは嫌っている様です。
ケンの外国語声優は、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)や『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』等に出演の名優マイケル・キートンが務めます。
日本語吹き替え版の声優は、大人気ゲーム『バイオハザード』シリーズでクリス・レッドフィールドの声を担当している東地宏樹です。
ビッグ・ベビーは、サニーサイド保育園に住むおもちゃ達の仲間です。開閉式の青い目とミルクを飲むしかけを持つソフトビニール製の赤ちゃん人形で、言葉を話すことはできません。片目が開かず首が360度回転するなど、少々不気味な印象を与えるおもちゃです。体長は約46cmで他のおもちゃ達より大きいため、「ビッグ」ベビーと呼ばれています。ロッツォと共にデイジーに置き去りにされた経験を持ち、2人でサニーサイドを支配していました。しかし、大切にしていたデイジーのネームプレートを壊したロッツォに反旗を翻し、ウッディ達のサニーサイド脱出に手を貸します。
ロッツォがいなくなってからは改心し、平和になったサニーサイド保育園で幸せに暮らしました。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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