『トイ・ストーリー』シリーズは、第1作が公開されてから26年以上続く、ディズニー・ピクサーの人気アニメーションシリーズです。1995年に公開された第1作目『トイ・ストーリー』は、当時、史上初となるフルCGアニメーション劇場公開映画でした。それから約25年が経った2019年には『トイ・ストーリー4』が公開され、幅広い世代のファンから愛され続けている作品です。
ここではそんな『トイ・ストーリー』シリーズに登場してきたキャラクター達を紹介します。全作品に登場しているメインキャラクター達はもちろん、第1作目に登場した懐かしのキャラから最新作のキャラなど、一緒にチェックしていきましょう!
ウッディはカウボーイ人形で、アンディの家(後にボニーの家)に住むおもちゃ達のリーダーです。物語開始時点ではアンディのお気に入りでしたが、バズ・ライトイヤーが来たことでその座を奪われてしまうことに。最初はバズに嫉妬していましたが、現在では和解し、名コンビとしておもちゃ達をまとめています。
人間のおもちゃとして生きることが、自分にとって最高の幸せだと思ってきました。しかし、フォーキーとの出会いやボー・ピープとの再会などによって、少しずつ考え方が変化します。
ウッディの外国語声優は、『フォレスト・ガンプ』(1994)や『ダ・ヴィンチ・コード』(2006)等数々の映画に出演する名優トム・ハンクスです。
日本語吹き替え版では、『本格科学冒険映画 20世紀少年』(2008~2009)や『ラヂオの時間』(1997)への出演などで知られる唐沢寿明が演じています。
バズ・ライトイヤーは「無限の彼方へ、さあ行くぞ」が決めゼリフの、ウッディ達の一員です。アンディが子供だった時点では、最新式のオモチャでした。
最初は自分のことを「スペースレンジャー」だと思っていましたが、ただのおもちゃであることを知ってひどく落ち込みます。その後は自分がおもちゃであることを受け入れ、ウッディを支えておもちゃ達を引っ張る存在になりました。
冷静で運動能力が高く、困った人は放っておけない勇敢なおもちゃです。
バズ・ライトイヤーの外国語声優は、『サンタクローズ』シリーズや『ギャラクシー・クエスト』(1999)などに出演したティム・アレンが担当しています。
日本語吹き替え版声優は、「シンガーソングコメディアン」として多数のテレビ番組に出演している所ジョージです。
ジェシーはウッディ達の仲間であり、「イーヤッハー!」が口グセで元気いっぱいのカウガール人形です。ウッディと一緒に、かつて大人気だったテレビ番組『ウッディのラウンドアップ』に出演していました。持ち主に捨てられた悲しい過去を持ち、長い間倉庫に閉じ込められていたことから閉所恐怖症に悩まされています。
子供と遊ぶのが大好きで、仲間たちとサニーサイド保育園にたどり着いた時は、また子供達を楽しませられることを心から喜んでいました。
ジェシーの外国語声優は、『イン&アウト』(1997)で第63回ニューヨーク映画批評家協会賞 助演女優賞を受賞した女優のジョーン・キューザックです。
日本語吹き替え版では、アニメ『パワーパフガールズ』(2001~2005)でセデューサの声を出した声優・女優の日下由美が声を担当しています。
レックスはウッディ達の仲間で、プラスチック製のティラノサウルス人形です。アンディのごっこ遊びでは恐ろしい恐竜の役を演じることが多いのですが、本人はとても気が弱く優しい性格をしています。
迫力のない顔や声にコンプレックスを持っており、アンディが新しく怖い恐竜の人形を買うことを恐れていました。
また、仲間からは「ニセゴジラ」と言われることもあります。
レックスの外国語声優は劇作家・俳優のウォーレス・ショーンで、彼は舞台の演出を手がける傍らで『マンハッタン』(1979)等数々の映画にも出演している人物です。
日本語吹き替え版では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで主人公マーティの声を演じたことで知られるベテラン声優の三ツ矢雄二が声を担当しています。
ハムはウッディ達の仲間で、プラスチックでできた豚の貯金箱です。毒舌ですがとても頭が周り、おもちゃ達の参謀として扱われることもあります。お腹の中にはアンディの貯めた小銭が入っていますが、本人は恥ずかしがって見せようとしません。ウッディがバズを突き落としてしまった時には、最後の最後までウッディのことを「おもちゃ殺し」として疑っていました。アンディのごっこ遊びでは、悪役を演じることが大半です。
ハムの外国語声優を担当した俳優のジョン・ラッツェンバーガーは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)や『ガンジー』(1982)等にも出演しています。
日本語版吹き替え声優は1作目~3作目までが『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズのねずみ男で有名な大塚周夫、4作目が『天使と悪魔』(2009)にも出演している声優の咲野俊介です。
ミスター&ミセスポテトヘッドはウッディ達の仲間で、ジャガイモの形をしたアメリカ製の人形夫婦です。鼻や目、耳など顔の各パーツを自由に付け替えることができ、サニーサイド保育園からの脱出時にはこの特徴を利用して大活躍しました。
ミセスポテトヘッドは、『トイ・ストーリー1』のラストでおもちゃ達の仲間になり、本格的に登場したのは『トイ・ストーリー2』からです。
ミスター&ミセスポテトヘッドの外国語版声優はそれぞれ、『カジノ』(1995)に出演したドン・リックルズと『マイ・ジャイアント』に出演したエステル・ハリスです。
日本語吹き替え版では、作品によって担当声優が異なります。
1・2作目ではミスターを『ひょっこりひょうたん島』の名古屋章が、ミセスを紅白歌合戦に7年連続出演経験がある歌手の楠トシエがそれぞれ演じていました。
3・4作目では、『ムーラン・ルージュ』(2001)のジドラー役を演じた辻萬長と『ロッキー』シリーズのエイドリアン役を演じた松金よね子が演じています。
スリンキー・ドッグはウッディ達の仲間で、お腹の部分がバネになっている犬の人形です。バネによって身体が伸びる特徴を活かし、おもちゃたちの移動手段などにたびたび利用されています。ウッディと非常に親しく、彼がウッディを窓の外へ落として日まった際にも「おもちゃ殺し」ではないと一番最後まで信じていました。アンディ家の愛犬バスターの言葉を理解でき、自身も犬の鳴き声を出すことができます。
スリンキーの外国語声優は、1・2作目が『アーネスト・P・ウォレル』シリーズで有名な俳優のジム・バーニーでした。
3作目以降は『ビトウィーン・トゥ・ファーンズ:ザ・ムービー』(2019)への出演で知られる声優ブレイク・クラークが演じています。
日本語吹き替え版では、1~3作目までは『インデペンデンス・デイ』のジュリアス等を演じた声優の永井一郎が演じていました。
4作目では『ゴッドファーザー』(1972)のピーター・クレメンザを吹き替えしたことなどで知られる、辻親八が声優です。
ブルズアイはおもちゃ達の仲間で、ウッディの愛馬の人形です。言葉を話すことはできませんが非常に足が速く、ウッディが移動する時の手段として度々使われています。ジェシーやウッディと同じく、『ウッディのラウンドアップ』に出演していました。
アンディの家に来た当初は彼から「ジェット推進ホース」と呼ばれており、実際に離陸直前のジェット旅客機に追いつくほどのスピードを誇ります。アンディがボニーにおもちゃを託す際には、彼から「ジェシーの最古のパートナー」と紹介されていました。
ブルズアイの鳴き声を演じたのは、アメリカで活躍する声優のフランク・ウェルカーです。彼はブルズアイの他にも、『スクービー・ドゥー』シリーズのフレッドや『おさるのジョージ』シリーズのジョージなど、動物の声も多数担当しています。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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