ギグル・マクディンブルズは、1980年代にシリーズとして発売された手のひらサイズの人形です。「セカンド・チャンス・アンティーク」で出会ったボーとは非常に仲が良く、普段は彼女の肩に乗って行動を共にしています。可愛らしい見た目に似合わずハッキリとモノを言うタイプで、ボーにとっては良きアドバイザーです。『トイ・ストーリー』シリーズに出てくる数々のおもちゃの中でも最小だと言われています。
ギグルの外国語声優は、テレビドラマ『クローク&ダガー』(2018~2019)や『Wrecked』(2016)に出演していた女優のアリー・マキです。
日本語吹き替え版では、大人気アニメ『NARUTOーナルトー』で主人公のうずまきナルトの声を担当している声優の竹内順子がギグルの声を担当しています。
ベンソンは、「セカンド・チャンス・アンティーク」に住んでいる腹話術人形です。ギャビー・ギャビーの手下として、アンティークショップに迷い込んだウッディやフォーキーを捕らえました。英語版では「The Bensons」と複数形で表記されており、実際に作中では全4体登場しています。ぎょろっとした目と独特の走り方から、非常に不気味な印象を与えるキャラクターです。
ベンソンの外国語声優は、『メリダとおそろしの森』(2012)で声の出演だけでなく共同監督や脚本も手掛けたスティーヴ・パーセルが務めています。
日本語吹き替え版の声優は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)のオブロ役や『ラ・ラ・ランド』(2016)のジョシュ役を務めた堀総士郎です。
デューク・カブーンはカナダ出身のバイクスタントマンのおもちゃです。CMで紹介されている程に高く遠くへ飛べないことから、子供たちに飽きられてしまいました。そのことがトラウマとなって自分に自信が持てず、スタントができなくなっています。アンティークショップに迷い込んだウッディ達と出会い、行動を共にしました。『トイ・ストーリー4』のラストではウッディ達に励まされ、自分のトラウマを乗り越える大ジャンプに挑戦します。
デューク・カブーンの外国語声優は『マトリックス』シリーズや『ジョンウィック』シリーズなど数々の大作に出演しているハリウッドスターのキアヌ・リーブスです。
日本語吹き替え版では、キアヌ・リーブスやトム・クルーズなど様々な俳優の吹き替えを担当してるベテラン声優の森川智之がデュークの声を担当しています。
アンディ・デイビスは、ウッディやバズたちおもちゃの持ち主です。おもちゃが大好きで、とても大切に扱っており、彼が成長していくそばには、いつもおもちゃ達がいました。カウボーイ人形のウッディが大のお気に入りですが、当時最新式の人形だったバズが来た時には、バズに夢中になったこともあります。ボニーの元におもちゃ達が渡ってしまった際には、おもちゃ達1つ1つを彼女に紹介し、お別れとして最後のごっこ遊びをしました。
アンディ・デイビスの声を演じていたのは、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でサンタボーイの声を演じたジョン・モリスです。
日本語吹き替え版では、『ハリー・ポッター』シリーズの主人公ハリー・ポッターの声優として有名な小野賢章が、青年期のアンディを演じています。
ボニー・アンダーソンはアンディの親戚で、おもちゃで遊ぶことが大好きな優しい女の子です。アンディと同じく、おもちゃを使ったごっこ遊びが大好きで、独特の配役で楽しんでいます。おもちゃをとても大切に扱い、作中では一緒に出掛けたり、おもちゃの絵を書いたりする描写も沢山ありました。青年へ成長したアンディに代わり、ウッディ達の持ち主になります。幼稚園での工作の時間にて、フォーキーを生み出しました。
ボニー・アンダーソンの外国語声優は、3作目では声優のエミリー・ハント、4作目では『ラ・ヨローナ』(2019)等への出演で知られるマデリーン・マックグロウです。
日本語吹き替え版では、3作目では『ダークシャドウ』(2012)の吹き替えに参加した諸星すみれが、4作目では『リメンバー・ミー』でココを演じた中村優月が担当しています。
シド・フィリップスは、アンディがまだ幼かったころに隣の家に住んでいた男の子です。少年期にはとても乱暴な性格で、おもちゃを傷つけたり恐ろしい姿に改造したりして遊んでいました。「ピザプラネット」のUFOキャッチャーで遊んでいたところ、偶然ウッディとバズを手に入れます。シドは2人のおもちゃを危険な遊びに巻き込もうとしますが、自分がいじめたおもちゃ達から逆襲を受け、逃げていきました。『トイ・ストーリー3』のラストでゴミ捨て場に登場したゴミ回収員は、実は大人になったシドです。
シドの外国語声優は、『アメリカン・スクール・トリップ』(2003)や『プリティ・プリンセス』(2001)などに出演経験のあるエリック・フォン・デットンが務めました。
日本語吹き替え版の声優は、『とつぜん!ネコの国 バニパルウィット』(1998)に出演した堀裕晶です。
アル・マクウィギンは『トイ・ストーリー2』に登場する、おもちゃ屋「アルのトイバーン」の店主です。「ウッディのラウンドアップ」に出演したキャラクターや関連グッズを集めており、ウッディを誘拐してジェシーやプロスペクターたちと一緒に博物館へ売りつけようとします。しかし結局ウッディ達には逃げられてしまい、計画は失敗してしまいました。前作『トイ・ストーリー」でバズに自分がおもちゃであることを気付かせたテレビCMに、「アルのトイバーン」が一瞬だけ出ています。
アルの外国語声優は、『カンフーパンダ』シリーズへのエキストラ出演や『ターザン』(1999)のタントー役で知られる、俳優・声優のウェイン・ナイトです。
日本語吹き替え版では、『カーズ』シリーズのラモーン役や『ライオンキング』シリーズのバンザイ役で知られる声優・俳優の樋浦勉がアルの声を担当しています。
多くの作品が公開されている『トイ・ストーリー』シリーズには、これだけ沢山の魅力的なキャラクターたちが登場しています。おもちゃのキャラたちは子供にも親しみやすい一方で、大人が共感するような深い悩み・トラウマを抱えていることもしばしばです。キャラクターそれぞれの関係性や作品内における役割などに気を付けて見てみると、『トイ・ストーリー』の世界をより楽しめることでしょう。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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