叔父夫婦に育てられた高校生ピーター・パーカーは、ある日、自宅地下室で両親のカバンを発見します。中に入っていた写真や社員証などが気になり、ピーターはオズコープ社に潜り込みました。そこで入ったある部屋でピーターは蜘蛛に噛まれ、超人的な力を手に入れることに。手に入れた力に浮かれたことを叔父さんに咎められ、ピーターは反発し、家を飛び出します。ピーターは途中でコンビニ強盗を軽い気持ちから見逃しますが、そのせいで自分を追いかけてきた叔父さんが強盗に撃たれ、命を落とすのでした。ピーターはスパイダーマンとして悪と戦いながら、叔父殺しの犯人を探そうと決意します。
本作は2000年代に作られていた『スパイダーマン』シリーズのリブート作品として大きな注目を浴びました。
進化したCG技術によってよりリアルで躍動感あるスパイダーマンのアクションを描きだすことに成功しています。
特にスパーダーマン目線でニューヨークの街を飛び回るシーンの躍動感や疾走感は素晴らしく、自分もスパイダーマンになったかのような体験をすることが可能なのです。
この作品を見て、縦横無尽にビルの間を飛び回るスパイダーマンのバーチャル体験をしてみてください。
ピーターが高校を卒業する頃、オズコープ社では社長のノーマン・オズボーンがなくなり、息子でピーターの幼馴染でもあるハリーが新社長に就任します。父の死因である遺伝子疾患を自らも抱えるハリーは治療のためにスパイダーマンの血が欲しいと頼みますが、ピーターはリスクを懸念して「待ってほしい」と伝えました。拒否されたと思い込んだハリーはクモの毒によって怪人「グリーン・ゴブリン」になってしまいます。怪人になったハリーは、電気を操る怪人「エレクトロ」と手を組み、スパイダーマンに襲いかかります。
本作における見どころは、何と言っても息もつかせぬアクションシーンの最後に待つ、恋人グウェンの衝撃的な死でしょう。
やっとのことで敵を退けたピーターに待っていたのは、「最愛の人を救えなかった」という残酷な現実でした。
突然の大きなショックによって、ピーターだけでなく見ている私たちも失意の底に沈められます。
そしてピーターはスパイダーマン活動を辞めてしまうのですが、生前グウェンが卒業式で行ったスピーチを聞いて勇気を取り戻し、再び新たな敵に立ち向かっていくのです。
希望を感じさせるラストシーンには、深い余韻を感じられるでしょう。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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