核戦争を生き抜くため資産家が設立したライフ財団は、宇宙空間からある物質を採取する実験を行っていました。実験は無事に成功しましたが、4つあったサンプルの内1つがカプセルから漏れ、逃げ出してしまいます。
一方、記者のエディ・ブロックは、最近頻発しているホームレス失踪事件の真相を追っていました。ライフ財団が関わりを持つと考えたエディは財団の創設者に迫りますが追い返され、会社もクビになってしまいます。
エディは仕事を失い、荒れた生活を送っていましたが、情報提供を受けて財団の研究所に潜入。そこで突然襲ってきた謎の黒い物体に寄生されてしまいます。
本作の主人公ヴェノムは、おそらく映画史上でも最も不気味で恐ろしいヒーローでしょう。非常に凶暴で残虐な性格を持つヴェノムですが、何故かエディのことを気に入り、人間との共生を図ります。
慣れないうちは恐ろしい風貌と凶暴性に戸惑うのですが、ストーリーの進展と共に不思議と愛着が湧いてくるのです。
ヴェノムはエディの体内に共存し、次第に彼のことを尊重するようにもなります。
ヴェノムの強さはもちろん、エディとの軽快でユーモアにあふれた掛け合いは、次第にクセになっていくことでしょう。
ニューヨークに住む少年マイルス・モラレスは高架下で1匹のクモに噛まれ、スパイダーマンと同じ身体能力を獲得します。力を得た理由を調べるため、もう一度高架下へ向かったマイルスは、スパイダーマンとグリーン・ゴブリンが戦っている場面に遭遇。駅の地下道ではキングピンが加速器(パラレルワールドをつなぐ装置)を使って異世界の扉を開こうとしており、誤作動を起こしたことでスパイダーマンは命を落としてしまいました。マイルスはスパイダーマンの意志を継ぎ、自分がヒーローになることを決意。しかしなかなか力をコントロールできず悩むマイルスの元に、前スパイダーマンだったピーターとそっくりな男が現れます。
本作の見どころは、次元を超えたスパイダーマンたちの大集合です。
加速器によって異次元の扉が開き、様々な世界から多種多様なスパイダーマン・スパイダーウーマンたちがマイルスの元に集合します。
スパイダーマン・スパイダーウーマンたちは性格や性別、人種もバラバラで、非常に個性豊かです。
日本に住んでいるのであれば、「スパイダーマンといえばピーター・パーカー」である方が大半でしょう。
しかしこの作品を見ることで、今までには無かった、お気に入りのスパイダーマンに出会えるかもしれません。
ここまで、映画化されたスパイダーマンや関連する全作品を紹介してきました。スパイダーマンには様々なキャラ設定があり、その性格や運命は多種多様です。「どのスパイダーマンが一番」などと肩に力を入れず、自分の好みのスパイダーマン映画を楽しんでもらえたら幸いです。
世界中でマーベルヒーロー随一の人気を誇っているスパイダーマンには、今後も沢山の作品が作られていくことでしょう!
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DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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