いつもニコニコと微笑みを浮かべる優しい姉・カナエ。その性格は主人公・竈門炭治郎(かまど たんじろう)とよく似ています。では、彼女の優しさが伝わる話をご紹介しましょう。
胡蝶家は姉・カナエと妹・しのぶ、そして父と母の4人家族でした。笑顔の絶えない家庭で、彼女らはこの幸せがいつまでも続くものだと信じていましたが、その幸福は突如として崩れさります。ある日、鬼が一家を襲撃し、両親が惨殺されたのです。その際、胡蝶家に駆けつけ、姉妹を救ったのが現在の岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい)。悲鳴嶼の後ろ姿を見た姉妹は、強くなりたいと、そして一体でも多くの鬼を倒そうと誓い合い、鬼殺隊に入隊するのでした。
このように悲しい過去をもつカナエですが、鬼殺隊士に、花柱になってからはただ鬼を滅するのではなく、元は同じ人であった鬼たちにも哀れみの心をもち救えると、仲良くできる道があると考えていたようです。なお、彼女亡き後、その姿勢は妹・しのぶに受け継がれました。
作中では、蟲柱・しのぶが次代の柱候補として直々に育てる継子・栗花落カナヲ(つゆり かなを)が登場します。実は、このカナヲは、まだ存命の頃にカナエが助けた子どもなのです。ある日、妹・しのぶと街を歩いていた彼女は、人買いに縛られ、連れられる孤児を見かけます。
そのことが気になった彼女は人買いを呼び止め、その孤児に優しく話しかけますが、心を閉ざしているのか孤児は口を開きません。そんな二人の様子に人買いが痺れを切らしたところで、しのぶが金をばらまいて人買いの気をそらし、その隙に孤児を連れて逃げていくのでした。
そのときに保護した孤児が、カナヲです。なお、保護されたばかりのカナヲは、食事さえ指示されないと食べないほど自我のない子どもでした。そのことを不安視する妹・しのぶに、彼女は「きっかけさえあれば人の心は花開くから大丈夫」と温かく見守るよう諭しています。
元花柱・カナエは「花の呼吸」の使い手です。しかし、作中ではすでに亡き人物として紹介され、戦闘シーンは描かれていません。そこで、作中で登場した型と、効果をまとめました。
なお、彼女亡き後、「花の呼吸」は蟲柱・しのぶの継子・カナヲに継承されています。
自身の周囲に球体を作るかのように、連続で刀を振るう攻防一体の型です。
鋭い踏み込みから、流れるように相手に斬撃を叩きこむ型です。
豊富な花弁をたたえる芍薬のごとく、一瞬の間に複数の斬撃を繰り出す型です。
身体を反転させることで相手の攻撃を避けつつ、螺旋の軌道から切りつける型です。
全神経を両眼に集中させ、一時的に動体視力を限界以上に高める型です。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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