悲鳴嶼行冥は一見穏やかで慈悲深い性格に見えますが、子供に対しては強い不信感を抱いています。そのため、炭治郎と初めて会った際にはあまり良い感情を抱いていませんでした。それは彼の悲しい過去に関係しています。
悲鳴嶼は、寺で身寄りのない9人の子供たちと共に暮らしていました。しかし、ある日その寺を鬼が襲います。これは鬼に遭遇した子供が、自分が助かる代わりに寺にいる全員を喰わせる約束をしてしまったからです。
悲鳴嶼は子供たちを守ろうとしますが、4人はすぐに殺されてしまいます。そして3人もいうことを聞かずに逃げたため殺されてしまいました。悲鳴嶼は最後に残った1人の女の子・沙代(さよ)を守るために、朝になって日が差すまで鬼の頭を殴り続けます。
そうして沙代を必死に守ったにも関わらず彼女は「あの人がみんな殺した」と証言しました。鬼は朝日によって消滅していたため悲鳴嶼に容疑がかかり、彼は殺人の罪で投獄されてしまったのです。
沙代はまだ4つの子供で恐ろしさのあまり正確な表現ができなかったと分かっていても、この出来事は悲鳴嶼の心に大きな影を残しました。そして、悲鳴嶼は子供を信用できなくなってしまったのです。
投獄された悲鳴嶼を救ったのは、お館様の産屋敷でした。その強さを活かすべく悲鳴嶼は鬼殺隊に入隊することとなったのです。
アニメ版で悲鳴嶼行冥を演じた声優は、杉田智和(すぎたともかず)さんです。ここでは杉田智和さんのプロフィールと代表作をご紹介します。
杉田智和さんは1980年10月11日生まれの日本の男性声優です。高校在学中に、声優スプリングスクールでミューラス&アニメージュ賞を受賞しました。そしてスクールに入所すると同時に、芸能事務所「ミューラス」に所属します。
高校3年生にラジオドラマ版『魔装機神サイバスター』にて声優デビューします。2001年に事務所のミューラスが解散したためフリーになったあとアトミックモンキーに所属しました。
2009年は第3回声優アワードで助演男優賞、2013年にはNewtype×マチ★アソビ アニメアワード2013で男性声優賞を受賞します。
2020年にアトミックモンキーを退所し、自身が代表取締役の株式会社AGRSを設立しました。
杉田智和さんは持ち前の渋い低音ボイスを活かした青年役を演じることが多いです。
代表作には『銀魂』(坂田銀時)、『ジョジョの奇妙な冒険』(ジョセフ・ジョースター)、『涼宮ハルヒの憂鬱』(キョン)などがあります。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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