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2023.12.20更新

『鬼滅の刃』鬼殺隊の階級についてご紹介|階級の種類や読み方も徹底解説

『鬼滅の刃』で主人公・炭治郎が所属する鬼殺隊の階級についてご紹介。階級の種類や読み方など徹底解説していきます。

鬼殺隊の階級一覧

鬼殺隊の階級は以下の10個に分かれています。

1:甲(きのえ)

2乙(きのと)

3丙(ひのえ)

4丁(ひのと)

5戊(つちのえ)

6己(つちのと)

7庚(かのえ)

8辛(かのと)

9壬(みずのえ)

10癸(みずのと)

上から位が高い順です。これは日本で昔から用いられている「十干」から取り入れられていると考えられます。最終選抜で合格したものはまず一番下の階級である癸(みずのと)からはスタートするのが慣例です。「柱」という階級はなく、一般隊員では甲(きのえ)が一番位が高いということになります。

隊士に与えられるもの

晴れて隊士として認められれば、隊服と日輪刀、伝令用の人語を解する「鎹鴉(かすがいがらす)」を与えられます。

特別製の隊服

この隊服は特別製で、中級クラスの鬼の攻撃にも耐えられるだけの耐久力があるのが特徴です。しかし、十二鬼月クラスの攻撃を防げるものは実用化されておらず、回避できなければ深手を負うこととなります。

日輪刀

日輪刀とは、日光を蓄えた玉鋼で造られた刀のことです。持ち主によって色を変える特性を持っているため「色変わりの刀」と呼ばれています。変わった色によって、その人物がどの流派に適性があるか分かりますが、絶対ではありません。

・赤色(炎の呼吸)

・青色(水の呼吸)

・黄色(雷の呼吸)

・灰色(岩の呼吸)

・緑色(風の呼吸) など

炭治郎が握った日輪刀は黒く変わり、この色に変わった剣士は詳細が不明なため出世できないだろうといわれていました。鬼は日光に当たるかこの日輪刀によって頸を落とすことで殺すことができます。

最終選抜を生き残った隊士は、自分で材料となる玉鋼を選び、その玉鋼を材料にして刀が打たれるため手にできるのは10~15日後です。さらに隊士には専属の刀鍛冶がつき、刀が折れた場合は新しい刀が支給されます。ただし、鬼殺隊は政府非公認組織のため、都会では刀を目立たないようにするなど工夫が必要です。

赫刀(かくとう)と日輪刀の違い

赫刀とは特殊な日輪刀で、燃えるような赤い刀身の刀です。鬼の再生速度を遅らせることができ、当初は日の呼吸を極めたものしか現れないだろうといわれていました。

しかし、痣を出した者が強烈な熱と圧力を加えることで強制的に発現されることができるようになったのです。時透無一郎、伊黒小芭内、冨岡義勇、悲鳴嶼行冥、不死川実弥が作中で赫刀を発現させています。

鎹鴉(かすがいがらす)

鎹鴉は隊士1人につき1羽与えられる伝令用の鴉です。伝令・連絡・監視などを目的としています。知能が高く人語を解し、鴉ごとに性格も違うのが特徴です。

なぜか善逸には小さな雀が配給されましたが、喋れないだけで人語は解しているようです。名前がきちんとつけられており、炭治郎に配属された鴉には「天王寺松右衛門」という名がつけられていました。

柱になるための条件

柱とは、鬼殺隊の最高戦力です。柱より下の階級の隊士たちは鬼にどんどん殺されていきますが、柱は多くの鬼を屠っています。鬼殺隊の中でも随一の強さを誇っており、鬼殺隊は実質柱の戦力で持っているといっても過言ではありません。

極めた呼吸の流派に合わせて「〇柱」と呼称されます。つまり炎の呼吸を極めた者には「炎柱」、水の呼吸を極めた者は「水柱」と呼ばれるのが特徴です。当代の柱は以下の9人が選ばれています。

水柱:冨岡義勇

蟲柱:胡蝶しのぶ

炎柱:煉獄杏寿郎

音柱:宇髄天元

霞柱:時透無一郎

恋柱:甘露寺蜜璃

蛇柱:伊黒小芭内

風柱:不死川実弥

岩柱:悲鳴嶼行冥

柱の人数は9人と決められているため、空席がなければ実力があっても柱になることはできません。最高戦力である柱になるには3つの条件をクリアしなくてはいけません。次項で詳しくご紹介します。

少なくとも2つの条件をクリアしなくてはいけない

柱になるためには、以下の条件をクリアしている必要があります。

  1. 階級が甲(きのえ)である
  2. 十二鬼月を倒しているもしくは鬼を50体倒している

上記のいずれかを満たしていれば柱になることができます。この条件を見ると、柱になるにはかなりの実力がなければならないということがあります。たとえ階級が最高位の甲であったとしても、2の条件を満たしていなければ柱にはなれません。

無惨との最終決戦時点で「音柱」と「炎柱」の2人の柱の枠が埋められていないことから、柱になれる実力を持った隊士はなかなかいないことが分かります。炭治郎たちは十二鬼月と何度も戦っていますが、いずれも柱と共闘しているためか、まだ実力が足りていないと判断されていました。そのため、柱稽古の時点で階級は上から3番目の「丙(ひのえ)」となっています。

継子は階級と関係ない

継子は階級と関係なく、柱が認めれば継子となることができます。継子でも柱になるためには、自力で甲(きのえ)まで上り詰めなくてはいけません。