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1977年アメリカ、国内では犯罪の傾向が大きく変わっていました。従来の殺人は犯行理由が分かるものであったのに対し、理由のない他人を痛めつけるためだけの殺人が増加していました。
FBIのホールデンは、犯罪の傾向が変わった理由に関する調査をはじめます。警察官から情報を集めていたビルと出会ったホールデンはお互いに協力して調査をするようになり、他の警察官にも犯罪心理学に関する講義を行いました。
そんなとき、残虐な殺人事件についての相談を受けます。そこで、ホールデンは実際の犯罪者の心理について自分は何も理解していないということに気付くのでした。
サンフランシスコでは、地元の警察官に頼んで連続殺人犯であるエド・ケンパーと会わせてもらいます。大柄な体格とは裏腹に優しそうで気さく、さらに自分自身を客観的にみることもできるエド・ケンパーでしたが、殺人を天職だという異常な面も持ち合わせていました。その後、母親から虐待を受けていたという事実を知ります。
同じ頃、高齢女性暴行の事件が起こります。調査の結果、容疑者として浮き上がったのはドワイトという名の男性でした。ホールデンはドワイトとエド・ケンパーに共通点があることに気付き、自分が犯人であるということを告白させます。
クアンティカにあるバージニア州立刑務所を訪れたホールデンたちは、連続殺人犯のモンティ・ラルフ・リセルと面会を行います。しかし、モンティが怒り出したため面会は中断することになってしまいました。
その頃、ペンシルバニアで若い女性が殺される事件が起こりました。遺体はみるに堪えないような状態となっており、ホールデンはこのことの意味を考えはじめます。
その後、事件の被害者の婚約者であったベンジーの元を訪れます。ベンジーは泣き崩れるものの、そこにはどこか嘘っぽさがありました。はじめはベンジーには遺体を運ぶほどの力はないため犯人の可能性は低いと考えましたが、ベンジーの妹の証言から犯人が2人いたことが判明します。
さらに調査を進めていくと、犯人は2人ではなく3人の可能性が高いことが分かります。しかし、証言の食い違いがあることや科学的証拠がないことなどから、ベンジーのみが犯人として処理されました。
犯罪者との面会のために次にやってきたのは、オレゴン州にある州立刑務所です。連続殺人犯のジェリー・ブルードスは、はじめは協力的ではありませんでした。しかし面会を重ねるうちに、異常な性癖が少しずつ明らかになっていきました。
犯罪心理について授業をするために小学校を訪れると、校長先生が生徒の足をくすぐって困っているという相談を受けます。ホールデンは校長先生にジェリー・ブルードスと似た性癖があるのではないかと考え、確証もないまま保護者たちの解任の要望を後押ししてしまいました。
そして、ホールデンは彼女のデビーが他の男と一緒にいるところを目撃してしまいます。周りのメンバーと意見が合わないこともあり、ストレスを溜めていました。
イリノイ州に訪れたホールデンは、看護学校の女子生徒8人を殺したリチャード・スペックと面会を行いました。リチャードは反抗的な態度を取りますが、ホールデンはリチャードに合わせて話を進めます。
ホールデンが授業を行った小学校の校長先生は、解雇となってしまいました。人生をめちゃくちゃにされたと、校長先生の妻はホールデンを責め立てます。
ホールデンが夜にバーで飲んでいたとき、気持ちよくなったホールデンはつい犯罪者に関する軽口を叩いてしまいました。翌日、このことが新聞記事になってしまい、ホールデンの仲間との関係は悪化していきました。また、彼女のデビーとも破局してしまいました。
何もかも上手くいかずにボロボロの状態のホールデンはエド・ケンパーのところへ足を運びますが、新聞記事を読んでいたエド・ケンパーはホールデンに対して怒りの感情を向けます。ホールデンは、さらに落ち込んでしまうのでした。
この頃、カンザス州では何者かが殺人の絵を燃やしていました。
WRITER
DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
EDITOR
Asahi
DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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