音楽サイト「パイド・パイパー」を制作するリチャード・ヘンドリックス(以下、リチャード)は、投資家のピーター・グレゴリー(以下、ピーター)にサイトを売り込もうとします。しかし、同席したモニカ・ホール(以下、モニカ)にサイトが重すぎることを指摘され、圧縮アルゴリズムの開発をはじめるリチャード。すると、リチャードの作った圧縮アルゴリズムはプログラマーたちに絶賛され、フーリー社のCEOギャビン・ベルソン(以下、ギャビン)から技術を買い取りたいというオファーを受けることに。リチャードは突然の事態にパニック状態になり冷静ではいられませんが、アーリック・バックマン(以下、アーリック)の助言により、圧縮アルゴリズムの技術を元に起業することを決意するのでした。
リチャードの会社には、ドナルド・ジャレッド・ダン(以下、ジャレッド)をはじめとしたジョイン希望のメンバーが多数訪れますが、アーリックが追い払います。また、起業のためピーターに投資条件の相談をするも、事業計画書に難色を示され再提出を求められるのでした。ジャレッドの働きもありなんとか事業計画書を提出しますが、親友だったネルソン・ビッグヘッド・ビゲティ(以下、ビッグヘッド)を解雇しなくてはいけなくなり、フーリー社に入ります。そして、ギャビンはプログラムのベータ版からコードを盗もうとするのです。
社名を「パイド・パイパー社」にしようとしますが、既に同じ名前の会社があったため多くのお金を払わされるリチャード。なんとかパイド・パイパー社の名前を手に入れ、ピーターから出資を受けることに成功するのでした。しかし、企業経営の知識を持たない自分の情けなさにリチャードは打ちひしがれます。そして、グレゴリー財団のパーティで酔っ払ったリチャードはアーリックを取締役にする契約を締結してしまうのでした。これをきっかけに、リチャードとアーリックは険悪になります。しかし、ピーターに対して事業計画やビジョンを流暢に説明するアーリックの姿を目の当たりにし、取締役として迎え入れるのでした。
一方、フーリー社にいったビッグヘッドは、同社で居場所がないという悩みをリチャードに相談していました。
以前エントリーしていたコンペのことを忘れていたリチャード。仕方なくパイド・パイパー社が参加することになり、ギャビンの怒りを買います。一方、アーリックはロゴのデザインを路地裏にいたアーティストに1万ドルでお願いしようとしており、気が気じゃないジャレッドはとりあえずパイド・パイパー社の社風から決めようと提案するのでした。心配になったギャビンはリチャードを説得しようとしますが、結局パイド・パイパー社はコンペに参加することになります。
リチャードは度重なるストレスと苦手な分野だったこともあり、開発が思うように進みません。このままではデモンストレーションに間に合わないと判断したパイド・パイパー社のメンバーは「ザ・カーバー」と呼ばれる有名エンジニア「ケビン」に開発をお願いすることに決めます。1日2万ドルという破格な報酬と不遜な態度にいらつくリチャード。さらに、ケビンは開発中のシステムを壊してしまい、復旧作業に追われることに…。一方、ジャレットはギャビンの自動運転の車がシステム不具合を起こしたことで、島へ運ばれてしまうのでした。
そして、「テッククランチ」でのデモ当日。デモンストレーション用プログラムが未完成で焦るメンバーたちのところにビッグヘッドが現れ、リチャードに精神的な揺さぶりをかけます。さらに、審査員の一人は以前アーリックがその妻と関係を持ったことがある人物で、プレゼンが始まるとすぐにバレて飛び掛かられる事態になります。これが原因で主催者側からパイド・パイパー社は、決勝進出のシード権を獲得するのでした。
しかし、フーリー社のプレゼン内容が、自分たちの得意とする圧縮アルゴリズムを凌駕する内容だったことに衝撃を受けたリチャードたちは、事業をピボットする必要性を感じてミーティングを行います。そのときリチャードは起死回生のアイディアを思いつき、急遽プログラム回収を行いプレゼンに臨むのでした。さらに、デモンストレーションで周囲の度肝を抜く結果を出し、パイド・パイパー社は見事5万ドルという出資を受けることに成功します。また、投資してくれたピーターからも高評価を得るのでした。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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