本作の題名は『ライオンキング3』であり、シリーズの正当な続編であることを示すナンバリングタイトルを受けています。しかし実際のところは、シリーズ最初の作品である『ライオンキング』の裏で起きていたティモンとプンヴァの出会いや冒険を描いている作品なのです。『ライオンキング』を見た人であれば、「あのシーンの裏ではこんなことが起きていたのか!」などと楽しめることは間違いありません。
本作を見ることで、それまでハッキリと描かれていなかった、ティモンとプンヴァの出会いの秘密が明らかになります。ティモンが群れから離れて1頭になった理由や、プンヴァが1頭でいる理由をはっきりと確認できるのは、本作のみでしょう。そして動物の種類も大きさも、何もかもが異なるはずの2匹が行動を共にするようになった理由も、本編でしっかりと描写されています。
本作では過去の映像をティモンとプンヴァが映画館で見ているという形で、物語が進められていきます。そのため、時々勝手に2人がストップをかけるなど、メタ的な要素があって楽しいのです。特にラストにはディズニーキャラたちが映画館へ押し寄せてくる、ディズニーファン必見のシーンがあります。ドナルドやグーフィー、白雪姫やランプの魔人ジーニーなど超有名キャラクターたちの共演は、本作の隠れた名シーンと言えるでしょう。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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