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2023.12.20更新

『鬼滅の刃』で心に残る名言をまとめて紹介!

『鬼滅の刃』には心に残る名言が多く残されています。ここでは『鬼滅の刃』の名言をまとめてご紹介します。

冨岡義勇の名言

水柱・冨岡義勇(とみおか ぎゆう)は、炭治郎が一番最初に出会う鬼殺隊隊士です。
炭治郎に鬼殺隊としての道を示し、自身も柱としての役目を全うすべく戦い続けました。ここではそんな冨岡義勇(とみおか ぎゆう)の名言をご紹介します。

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」

炭治郎の前に現れた義勇が放った台詞です。この時炭治郎は、家族が鬼に殺され、唯一生き残った禰豆子が鬼にされており、どうしていいのか分からない状態でした。

しかし、義勇が禰豆子を殺そうとすると、炭治郎は泣きながら殺さないでくれと伝えます。そんな彼に向かって義勇は、生殺与奪の権を他人に握らせるべきではないと叱咤しました。

単に炭治郎を叱咤するだけでなく、無力感に苛まれている彼を奮起させようとする義勇の気持ちが見て取れます。

「修行しなおせ戯け者!!」

那田蜘蛛山で父親役の鬼を倒した義勇に対して勝負を挑んだ伊之助に対して放った言葉です。伊之助は、義勇に戦って勝つことで自分の方が強いことを証明しようとしましたが、「修行しなおせ」と一蹴します。

「炭治郎を殺したければ、まず俺を倒せ・・・!!」

無限城編で、炭治郎の命を狙う猗窩座(あかざ)に対して放った台詞です。
猗窩座は何度も炭治郎の命を狙い、それをかばう義勇も満身創痍になります。しかしそれでも炭治郎を守るべく何度でも猗窩座の前に立ちふさがる時の言葉です。
傷だらけになりながらも、炭治郎を守ろうとする義勇の姿が描かれるシーンです。

「弱者には何の権利も選択肢も無い 悉く力で強者にねじ伏せられるのみ!!」

禰豆子が鬼となり絶望する炭治郎に放った台詞です。炭治郎は自分の力のなさに嘆いていました。そんな炭治郎に対し、「弱い者には選ぶ権利すらない」「ただ強者にねじ伏せられて終わってしまう」という事実を、厳しく告げるのです。

この言葉を聞いた炭治郎は絶望に打ちひしがれながらも、禰豆子を守る為に義勇に向かっていくのです。

煉獄杏寿郎の名言

炎柱・煉󠄁獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)は、リーダーシップに優れた青年です。無限列車編で炭治郎たちと一緒に任務にあたりました。

ここでは煉󠄁獄 杏寿郎の名言についてご紹介します。

「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」

上弦の参・猗窩座(あかざ)との戦闘で、鬼に勧誘する猗窩座に対して告げた台詞です。

猗窩座は杏寿郎を強者と認め「鬼になればいつまでも若いまま、老いることも死ぬこともなく鍛錬できる」と告げます。

しかし、杏寿郎はそれを否定しました。人間は単に強いというだけではなく、老いることも死ぬこともすべて含めて美しいのだということを猗窩座に伝えたのです。

「強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない」

同じく猗窩座との戦いで彼に対して告げた台詞です。

強さとは単に肉体の強さだけでなく、心の強さでもあり、それは鬼になることでは決して得られないもの、ということを伝えました。

「俺は俺の責務を全うする!ここにいる者は誰も死なせない!!」

猗窩座との戦闘の最終局面で放った台詞です。杏寿郎は左目をつぶされ、満身創痍になりながらも決して引くことはありませんでした。
どんなに強い敵と対峙しても、人を守るという自分の信念の為に戦い続けるという信念を体現している言葉です。

「心を燃やせ」

猗窩座との戦いの後、炭治郎に対して告げた言葉です。

戦いで致命傷を負った杏寿郎は、自らの死を悟り炭治郎たちを呼びます。そしてこれからの時代を切り開く若者たちに向けて、「心を燃やして生きていけ」と伝えたのです。

胡蝶しのぶの名言

蟲柱・胡蝶 しのぶは、自ら作り出した毒で鬼を殺す技を得意とします。
見た目は美しく華奢な体格の女性です。そんなしのぶの名言をご紹介します。

「とっととくたばれ糞野郎」

上弦ノ弐・童磨と戦い吸収された後、魂だけになった空間で童磨に言い放った言葉です。
童磨は自らの体を毒と化したしのぶを吸収したことにより体が崩れ、カナヲと伊之助によってとどめを刺されました。そして魂だけになったしのぶと再会します。
童磨は、自分を犠牲にしてでも鬼を倒すべく死力を尽くし、死してもなお気高いしのぶの姿を見て初めて胸の高鳴りのようなものを覚えました。そして彼女に「一緒に地獄へ行こう」と誘います。しのぶはそんな童磨に対し、笑顔を見せながら一蹴したのです。

「人を殺した分だけ私がお嬢さんを拷問します」

那田蜘蛛山で姉役の鬼に対して放った台詞です。

許してくれと懇願する鬼が罪を許されるには、痛みを負うしかないという彼女独特の考え方が表れています。これは彼女の姉・カナエが「鬼とも仲良くしたい」という夢を持っており、その理想を叶えたいという思いと、姉を殺した鬼がどうしても許せないという憎悪の相反する感情を持った彼女ならではの矛盾です。

実際には鬼が罪を償うことはあまり期待しておらず、逆上したり反対したりした鬼なら問題なく殺せると思っているとされます。

「苦しまないように優しい毒で殺してあげましょうね」

那田蜘蛛山で炭治郎と禰豆子兄妹に初めて会った際、禰豆子をかばう炭治郎に向かって言った台詞です。兄妹と対峙した際に、しのぶは炭治郎に鬼である禰豆子から離れるように言います。しかし、炭治郎がそれを拒み「これは妹だ」と宣言した為、せめて苦しまないように優しい毒で殺すことを伝えたのです。

栗花落カナヲの名言

栗花落カナヲ(つゆり かなを)は胡蝶しのぶの継子です。親に捨てられ人買いにつられていたところを胡蝶姉妹に助けられおり、しのぶを実の姉のように慕っています。感情を表に出すことがありませんでしたが、炭治郎たちと出会い徐々に表情が豊かになっていきます。
ここでは栗花落カナヲの名言をご紹介します。

「好きな人や大切な人は漠然と 明日も明後日も生きてる気がする」

上弦ノ弐・童磨に、師であり姉のように思っていたしのぶを目の前で殺されたところを見たカナヲの心の声です。

死はいつでも近くにあると知っていたのに、自分の大切に思っていた人はなぜ死なないと思っていたのだろう、なぜ死んでしまうのだろうというカナヲの憤りや葛藤、困惑などが感じられる台詞です。

「私あの時泣けなくてごめんなさい」

童磨を倒すことができ、しのぶの仇をとったカナヲの心の中の台詞です。

「あの時」とはしのぶの姉であるカナエが亡くなった時のことを指します。実の親に虐待され、人買いに売られたカナヲは泣いているとさらに殴られたり、殴られる手の動きを見てよけられなかったりする為、自然と泣かない術を身につけていました。

その為、大切な人の墓前で自分だけ泣けなかったことを気にしていたのです。そのことをしのぶが亡くなった時に思い出し、心の中で何度も謝っていました。

「姉さんに言われた通り仲間を大切にしていたら助けてくれたよ。一人じゃ無理だったけど仲間が来てくれた」

伊之助と力を合わせて童磨を倒した時の台詞です。

感情をなくしたカナヲは炭治郎たちと出会うまで、誰かと協力して戦うなどあまり想像していませんでした。しかし協力することで、上限の弐という強敵を倒すことができたという思いが分かる言葉です。